5話 ページ6
___私に自由なんてものはない。
私は"普通"の人にはなれない。
普通に学校に通って、普通に友達がいて、普通に恋をして、恋人ができて結婚をする。
みんなにとっては当たり前のことを、私は知らずに生きていくんだって、諦めていた。
「A?」
___この人に出会うまでは。
「なにボーッとしてんの?」
『ちょ…なに普通に話しかけて…しかもここ1年の教室…!』
「安心しろ、もうみんな帰ってる。
お前だけだよ、こんな時間までこんなとこで黄昏てんのは。」
いつ現れたのか、五条先輩は私の顔を覗き込みながらそう言うと前の席に腰を下ろして私の方を向く。
サラッ…と垂れる私の髪を掬う仕草がどこか色っぽい。
「何かあった?」
…私がこの人を好きになった理由の1つがこれだ。
クズだし、身勝手な人だけど
意外にも、そういうところはちゃんと気づいてくれるんだ。
『……ううん、別に何もないです。
先輩の顔見たら元気出ました。』
「そ?
…ってか、先輩って呼ぶのやめろ。
あと、いい加減その敬語もナシ。」
『そういうわけにもいきませんよ。
みんなに怪しまれるし、
それに先輩呼びも結構よくないですか?』
「それは否めない、結構クる。」
『じゃあいいじゃないですか。
はい、解散解散!あー私お腹すいたな〜』
「……。
なんかあったらすぐ言えよ。」
『わかってますって。』
「……ならいい。
うっし、コンビニでも行くか。
つっても2人で出歩くわけにもいかねぇし誰か誘うか。
あ、七海以外ね。」
『なんでだよ。』
.
「A〜ちょっと休憩しよ…」
『あともう一回だけ…!』
「えぇ〜僕疲れたよ〜…って七海!
1人だけ逃げるな!!」
「2人の水は置いておくので存分にどうぞ。」
「……。」
授業中、教室からグラウンドを見下ろせば1年ズが近接戦闘訓練をしていた。
「頑張ってるね、1年たち。」
「灰原は近接向いてんな。
七海は今度しごいてやろ。」
「Aちゃんも、これから伸びそうだね。
いいセンスしてるよ。」
「……。」
近接とか…やめろよ、危ないから。
それに…ああやって訓練中は、男とどうしても距離が近くなる。
「いいなぁ、灰原。
私もAちゃんと近接………ぐえっ…!」
「殺すぞお前。」
「なんで!!!」
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美悠(プロフ) - ちゃっぱさん» ファンパレのイベントで、まさか超親友の野球が見れると思ってませんでしたwwwwwこの会話してた中でタイムリーすぎます🤣 (4月6日 23時) (レス) id: eb7d094950 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃっぱ(プロフ) - 美悠さん» 団体戦野球にしてくれた下々先生には頭上がらんですよね…ありゃ眼福でしたたまらん虎杖よ、もう永遠にスポーツやっててくれ…次は腹チラとかしてくれてええんやで…?(ヨダレ)ブラザーのピンチに駆けつけずいつ来るんだって話だよ東堂コノヤロウ(理不尽) (4月6日 23時) (レス) id: e4dea0e6c8 (このIDを非表示/違反報告)
美悠(プロフ) - ちゃっぱさん» 呪術甲子園見てから、ユニフォーム姿の悠仁のムチムチボディに夢を見続けてます…( ˘ω˘ )筋肉フェチとしては絶対目に焼き付けておきたいですよ( ¯﹀¯ )夢主ちゃん、東堂に不義遊戯してもらって呼び戻しましょう!www (3月26日 22時) (レス) id: eb7d094950 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃっぱ(プロフ) - ハルスケさん» わわ、!こちらの方まで来てくださったんですね…ありがとうございます( ; ; )とんでもないです…読んでくださる皆様がいてこそ成り立っていますので、本当に感謝の気持ちでいっぱいです(泣)でもそうですね…その神の称号は一応もらっときますね^ ^(調子乗んな) (3月26日 21時) (レス) id: e4dea0e6c8 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃっぱ(プロフ) - 美悠さん» ぅゎ、、虎杖悠仁ぜってー将来ショーヘイみてぇな魅惑ボディになるやん…とんでもねぇこと想像させないでくださいよっ!!!!!!(は?)(もっとください)夢手たんどこ行ったの?迷子かな?ん?怖くないから戻っておいでぇ^ ^() (3月26日 21時) (レス) id: e4dea0e6c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちゃっぱ195 | 作成日時:2023年10月22日 18時