私と五条先輩の秘密【呪術廻戦】

4話 ページ5

ﾄﾞｻｯ!!!





『ちょ…っ…急にどうし……』



「お前は黙ってろ。」



『なんでそんなに怒っ………んっ！』






いつものように、夜になって五条先輩の部屋に足を運んだ瞬間、手を強く引かれてベッドに強引に沈められる。



そのまま両手を拘束されて、窒息しそうなほど深く口付けを落としてくる。








「っは……クソッ…なんで……」



『はぁ…っ……せんぱ……』







「……んでこんな風にコソコソ
付き合わなきゃいけねぇんだよ……っ」




『ｯ……！』







辛そうに歪められた顔




そのまま私の肩に顔を埋めると、手を離して静かに抱き締めてくる。






『急にどうしたんですか…』



「急じゃねぇよ…ずっと前から思ってた。」



『っ……仕方ないんです。


__だって私たちは、』




「いい…それ以上言わなくていい。
俺だってわかってる…

でも…たまにどうしても抑えらんなくなんだよ。


お前が俺のモンだってみんなに言えたら、どんだけいいか…」






そっか…五条先輩も我慢してるんだ…。



頭に手を回して撫でると、更に私を抱きしめる腕に力が入る。







「………なぁ、どこにも行くなよ。」



『行かないですよ。』



「そりゃあ、灰原や七海となら堂々と付き合えるかも
しんねぇけど。」



『待て待て、なんで今その2人が出るんですか。』



「お前と1番に出会ったのは俺だし…
お前のこと…1番知ってて1番好きなのは俺だからな…。」



『ｯ…！


……なんですか、今日はやけに素直ですね怖い。』



「うるせぇ。
…悪ぃかよ。」



『ふふ、全然。可愛い。』



「可愛くねぇよバーカ。調子乗んな。」



『アンタほんとに私のこと好きなんだよね？？？？？』














.














「聞いた？
五条先輩、また今日もナンパされたって！
やっぱカッコいいもんね〜！！！」



「見た目だけですよ。」



「去年のバレンタインとか
知らない人から大量に貢がれたんだってさ〜！
凄いよね！！」



「貢がれたって…」



「…ん？A？
なんか怖い顔してるけど、どうかした？」







『……別に〜？』





……なによ、こっちの気も知らないであの男は。






"……んでこんな風にコソコソ
付き合わなきゃいけねぇんだよ……っ"





私の方がずっと思ってる…


堂々と『彼女ですっ！』…って言えたら、って。






『……こっちの台詞なんだよバーカ。』


















___"A、この人が君の結婚相手だ。"

5話→←3話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す