35話 ページ36
硝子さん…痛いところついてくる…
突然そんなことを言われたもんだから、どう反応したらいいかわからず固まってしまったけど、このままじゃ肯定と捉えられてしま…
「…いえ、五条さん他に好きな人がいると
前に言ってました。」
『七海…』
「そうなの?つまんねー。」
でも、七海の方を見れば何事もなかったように自分の傷を確認し始めていた。
七海…助太刀してくれた…んだよね?
……まぁ、七海にはもう全てバレていると言っても過言ではない…からな。
心の中で感謝の念を送っていれば「なんですか」なんて目が合うから
『……へへ、別に。』
「…!」
ほんと、いい友達を持ったなぁ…。
「それで言うと、アンタたちは凄いお似合いだよね。」
「………はい?」
硝子さんは私たちに視線を向けるとニヤニヤする。
いや…私と七海が?
『確かに仲はいいと思ってますけど
私なんかが七海と釣り合うわけがないですよ〜。』
「……。」
『ねぇ?七海……七海?』
「……そう、ですね。」
下を向いて、歯切れの悪い七海に少し違和感を覚えつつ、なんとか軽くその場を流そうと私があはは〜なんて笑っている時だった
「………誰と誰がお似合いだって?」
___場を凍てつかせるような低い声が響いたのは。
『っ…先輩』
「お、五条。
説教はもう終わったの?」
「……硝子、悪いけどAと話がしてぇ。
席外してくんね?」
「アンタやっぱAのこと狙っ、」
「頼む」
「……。
Aに手出したらバラすからね?」
五条先輩…いつになく顔に表情がなくて、何を考えているのかまったくわからない…。
あまりに真剣でまっすぐな声に、硝子さんも立ち上がると「じゃあ、私も…」と七海もベッドから降りようとする。
「お前はここにいろ。」
「え、
いや、でも…」
「安静にしとかなきゃダメなんだろ?
それに…お前にも聞いて欲しい。」
そう言って先輩は七海に意味ありげな視線を向けると、七海はしばらく考えるように下を向いた後、黙ってベッドに入り直した。
バタンッ…
…硝子さんが出て行って、部屋にはしばらく沈黙が流れた。
重たくて暗くて、嫌な空気。
「…まず、ありがとな七海。
Aのこと守ってくれて。」
「……素直にお礼を言うとか、あなた本当に五条さんですか?」
「しばくぞテメェ。」
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美悠(プロフ) - ちゃっぱさん» ファンパレのイベントで、まさか超親友の野球が見れると思ってませんでしたwwwwwこの会話してた中でタイムリーすぎます🤣 (4月6日 23時) (レス) id: eb7d094950 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃっぱ(プロフ) - 美悠さん» 団体戦野球にしてくれた下々先生には頭上がらんですよね…ありゃ眼福でしたたまらん虎杖よ、もう永遠にスポーツやっててくれ…次は腹チラとかしてくれてええんやで…?(ヨダレ)ブラザーのピンチに駆けつけずいつ来るんだって話だよ東堂コノヤロウ(理不尽) (4月6日 23時) (レス) id: e4dea0e6c8 (このIDを非表示/違反報告)
美悠(プロフ) - ちゃっぱさん» 呪術甲子園見てから、ユニフォーム姿の悠仁のムチムチボディに夢を見続けてます…( ˘ω˘ )筋肉フェチとしては絶対目に焼き付けておきたいですよ( ¯﹀¯ )夢主ちゃん、東堂に不義遊戯してもらって呼び戻しましょう!www (3月26日 22時) (レス) id: eb7d094950 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃっぱ(プロフ) - ハルスケさん» わわ、!こちらの方まで来てくださったんですね…ありがとうございます( ; ; )とんでもないです…読んでくださる皆様がいてこそ成り立っていますので、本当に感謝の気持ちでいっぱいです(泣)でもそうですね…その神の称号は一応もらっときますね^ ^(調子乗んな) (3月26日 21時) (レス) id: e4dea0e6c8 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃっぱ(プロフ) - 美悠さん» ぅゎ、、虎杖悠仁ぜってー将来ショーヘイみてぇな魅惑ボディになるやん…とんでもねぇこと想像させないでくださいよっ!!!!!!(は?)(もっとください)夢手たんどこ行ったの?迷子かな?ん?怖くないから戻っておいでぇ^ ^() (3月26日 21時) (レス) id: e4dea0e6c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちゃっぱ195 | 作成日時:2023年10月22日 18時