13話 ページ14
『あの、先輩…先輩ってば…!』
私の呼びかけに応えることなく、私の腕を引いてグングンと進んでいく先輩について行くので必死だ。
『な、七海とは何もないですから…!』
「……………へぇ。」
『っ…せんぱ、』
ドンッ!!!
空き教室に入った瞬間、私を壁に追いやると私の顔の横に勢いよく手をついた先輩が冷めた目で見下ろしてくる。
さっきの七海とは比べ物にならないほどの圧力…恐怖とかそういう次元じゃない…。
「………俺さぁ、前から言ってたよな?
お前、七海や灰原と距離近すぎんだよ。」
『っ…でも、友達として適切な距離を…』
「保ってるってか?
ハッ…さっきの見た後で俺がそう思うわけねぇだろ。」
こんなに怒ってる先輩を見るのは…久しぶりかもしれない。
なんだかんだで先輩は優しいから、本気で怒ってくることなんて滅多にない。
『……ごめんなさい。』
「……。
……俺も、焦ってんだ。」
ギュッ…
私の首筋に顔を埋めた先輩が背中に手を回してくる。
「最近…胸糞悪いことばっか起きてる。
だから、何か起きるんじゃねぇかって…嫌な予感がしてんだよ。」
今度は少し不安そうに、そういう先輩に私も彼の背に手を回して抱き締める。
自信過剰で、いつもなるようになるさで生きている彼がこんな風に言うのは珍しくて。
『心配することなんて何もないですよ。
私は先輩に一途です。』
「…………そういう意味"だけ"じゃねぇしアホ。」
明日は雪でも降るかなぁ、なんてこの時の私は呑気に考えていた。
「………とにかく、お前はその全方向への鈍さをどうにかしろ、早急にだ。」
『何言ってんですか?』
.
___懐かしい夢を見た。
まだケツの青いガキの頃、Aと出会った日のこと。
あの時の俺たちは、まだ何も知らなくて平和だった。
最初から俺たち自身のことを知っていれば
こんな残酷なものにならなかったのだろうか。
__今更そんなこと思ったって遅い
互いが互いに惚れてんだから。
「おかえりなさいませ、悟様。」
「おー」
__最近、妙に胸騒ぎがしていた。
その証拠に、突然家に呼び戻された。
…面倒臭ぇ〜、何もかもが。
「……で、なんだよ話って。」
「…お前も知っているだろう?
五条家内に我々の地位を狙っている輩がいることを。」
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美悠(プロフ) - ちゃっぱさん» ファンパレのイベントで、まさか超親友の野球が見れると思ってませんでしたwwwwwこの会話してた中でタイムリーすぎます🤣 (4月6日 23時) (レス) id: eb7d094950 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃっぱ(プロフ) - 美悠さん» 団体戦野球にしてくれた下々先生には頭上がらんですよね…ありゃ眼福でしたたまらん虎杖よ、もう永遠にスポーツやっててくれ…次は腹チラとかしてくれてええんやで…?(ヨダレ)ブラザーのピンチに駆けつけずいつ来るんだって話だよ東堂コノヤロウ(理不尽) (4月6日 23時) (レス) id: e4dea0e6c8 (このIDを非表示/違反報告)
美悠(プロフ) - ちゃっぱさん» 呪術甲子園見てから、ユニフォーム姿の悠仁のムチムチボディに夢を見続けてます…( ˘ω˘ )筋肉フェチとしては絶対目に焼き付けておきたいですよ( ¯﹀¯ )夢主ちゃん、東堂に不義遊戯してもらって呼び戻しましょう!www (3月26日 22時) (レス) id: eb7d094950 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃっぱ(プロフ) - ハルスケさん» わわ、!こちらの方まで来てくださったんですね…ありがとうございます( ; ; )とんでもないです…読んでくださる皆様がいてこそ成り立っていますので、本当に感謝の気持ちでいっぱいです(泣)でもそうですね…その神の称号は一応もらっときますね^ ^(調子乗んな) (3月26日 21時) (レス) id: e4dea0e6c8 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃっぱ(プロフ) - 美悠さん» ぅゎ、、虎杖悠仁ぜってー将来ショーヘイみてぇな魅惑ボディになるやん…とんでもねぇこと想像させないでくださいよっ!!!!!!(は?)(もっとください)夢手たんどこ行ったの?迷子かな?ん?怖くないから戻っておいでぇ^ ^() (3月26日 21時) (レス) id: e4dea0e6c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちゃっぱ195 | 作成日時:2023年10月22日 18時