204話 ページ6
『そういえば…切島くんは大丈夫なの？
あの場にいた他の人たちも…』
私の言葉に電気が「あー…」と苦笑する。
「切島なら…____」
「鋭ちゃぁーーんっ！！！」
「おいっバカ離れろ！！」
「いいじゃ〜ん！
お見舞いに来てくれたんでしょ？私嬉しいっ！！」
「わーったから早く離れてくれ！！」
「こうして捕まえとかなきゃ、
鋭ちゃん…またどっか行っちゃうじゃん。」
「うぐっ…
い、行かねぇから…頼む…
さっきからオメーの胸が俺の顔面に……」
「鋭ちゃんのえっ ち！！！」
「不可抗力だ！！！」
『……何見せられてんのこれ。』
「………美女と野獣の戯れ？」
『ぷっ…野獣て…おい電気……ぷぷぷ…』
「切島ゴツイし野獣みてぇじゃね？」
「全部聞こえてんだよお前ら！！！」
.
「鋭ちゃんから聞きました。
先日は助けていただき本当にありがとうございました。
私の名前はリゼと言います。」
『…顔上げてください。
違うんです…私は結局、あなたに怪我を負わせてしまった。
本当に申し訳あ…』
「キュナネさんの方が何億倍もボロボロなのに…
…やっぱりヒーローというのは凄いですね。」
そう言ってリゼさんが笑うから、思わず胸が高鳴る。
この人…顔だけじゃなくて心の中も天使でいらっしゃる…
「……切島、お前そこ代われぇ…！！」
「おう、こっち来るか？」
「鋭ちゃんはここにいなきゃダーメ！」
「バッ…引っ張るんじゃねぇ…！」
なんか…凄いな…ラブラブじゃん。
なんて思いながら、電気が私を座るように促してくれたから少し離れた場所にあるソファに有り難く座らせてもらおうと足を踏み出した時だった
ｽﾞｷｯ！
『い"っ…！』
「A？！」
「あ、鋭ちゃん…」
「大丈夫か？！」
『ご、め……ちょっと頭が……っ』
少しの衝撃に反応したのかな…あまりの痛さに思わずしゃがんでしまった。
まだ余韻でちょっとしんどい……
「……ちょっと浮かすぞ。」
ﾌﾜｯ…
「揺れっけどヘーキか？」
『う、うん…その…ごめんね。』
「気にすんな。
それに…この怪我は俺のせいだからな。」
切島くんに抱えられて、すぐそこのソファに降ろしてもらった私は、隣に座る電気の肩に頭を預けた
「……。」
静かに私の方を向く視線に気がつかないまま。
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おいなり(プロフ) - 更新待ってます🥹🥹❤️🔥 (4月9日 20時) (
レス) id: bf65c943c5 (このIDを非表示/違反報告)
しおさば(プロフ) - こんなにのめり込んだの初めてです、、、更新楽しみにしてます！ (3月24日 9時) (レス) @page30 id: e2a581894c (このIDを非表示/違反報告)
ちゃっぱ(プロフ) - たにさん» ありがとうございます！！！！ぼちぼちと頑張っていきますね^_^🔥 (2月9日 0時) (レス) id: e4dea0e6c8 (このIDを非表示/違反報告)
たに - 一気読みしてしまいました…！！更新頑張ってください！！ (1月27日 17時) (レス) @page28 id: 9b7538881a (このIDを非表示/違反報告)
ちゃっぱ(プロフ) - 莉緒さん» ありがとうございます（ ; ; ）💖とっても嬉しいです🥹ゆっくりにはなりますが、また更新していきますのでどうぞよろしくお願いいたします^_^✨ (1月26日 4時) (レス) @page28 id: e4dea0e6c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちゃっぱ195
| 作成日時：2023年4月3日 2時
