202話 ページ4
「ほんとかっちゃんはAのことが好きだな〜」
「…………悪ィかよ。」
「あら！珍しく素直じゃない！」
「…ンでテメェはそんな元気でいられンだよ。」
「だって、あんなことでAが死ぬわけねぇだろ？」
「！」
かっちゃんが目を見開いて俺を見てくる。
俺は、小せぇ頃からAをずっと見てきたからこそわかる。
Aはちょっとやそっとのことじゃ絶対くたばんない。
「……テメェはいいよな。
アイツんこと、何でもわかってて。」
それは、俺の記憶の中では初めてだと思う。
爆豪が俺のことを僻んだのは。
今度は俺が驚いてっと、爆豪は静かに立ち上がった。
「……なァ、教えてくれや。
どうしたらアイツを守れる……
アイツが敵に目ェ付けられとる理由はなんだ……？」
「……。」
一見、いつも通りの爆豪に見えっけど
俺にはわかった
その目が、怒りを含んでいるということに。
なんで俺がそんな目向けられねぇといけないわけ？！
怖いんですけど？！
「……上鳴」
「な、なんだよ……」
「俺ァ気が長い方じゃねェ。
…吐くなら今のうちだぞ。」
「お、俺何も知らないんですけどぉ！
何をだよ！ねぇ！怖ぇよ！！」
「……。
寝る。」
爆豪は俺を睨むと、風呂から戻ってきた瀬呂とすれ違うように自室に行っちまった。
な、なんなんだよもう…っ！
「お前まーた何かやらかしたの？」
「何もしてねぇんだって！」
「はいはい。」
「さてはお前信じてねぇな？！
…ってそれ俺のプリンじゃね？！食うな！」
「名前書いてねぇお前が悪い。
……風呂上がりのプリン美味ぇ〜！！」
「くっそ…どいつもこいつもぉ！！
…あれ、そういや切島は？」
「……アイツなら、部屋でずっと刀のタトゥーの組織の
こと調べてるよ。」
ｶﾞﾁｬ
「…おう、上鳴か。どした？」
「あ、いや…」
「……俺のせいでAを傷つけちまった。
そんで、俺と因縁の敵のアイツとあの組織にはどうやら
関係があるらしい。
……逆に丁度いいよな。
組織諸共潰せっから。」
グッ…と拳を握り締めた切島は、さっきの爆豪並みに
めちゃくちゃ怖ェ目つきで先の方を見つめていた。
…なんだよ、お前ら
Aのこと大好きじゃん…
俺は切島の言葉に笑って返して部屋を出た。
ﾊﾞﾀﾝｯ…
「……俺って、何だ。」
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おいなり(プロフ) - 更新待ってます🥹🥹❤️🔥 (4月9日 20時) (
レス) id: bf65c943c5 (このIDを非表示/違反報告)
しおさば(プロフ) - こんなにのめり込んだの初めてです、、、更新楽しみにしてます！ (3月24日 9時) (レス) @page30 id: e2a581894c (このIDを非表示/違反報告)
ちゃっぱ(プロフ) - たにさん» ありがとうございます！！！！ぼちぼちと頑張っていきますね^_^🔥 (2月9日 0時) (レス) id: e4dea0e6c8 (このIDを非表示/違反報告)
たに - 一気読みしてしまいました…！！更新頑張ってください！！ (1月27日 17時) (レス) @page28 id: 9b7538881a (このIDを非表示/違反報告)
ちゃっぱ(プロフ) - 莉緒さん» ありがとうございます（ ; ; ）💖とっても嬉しいです🥹ゆっくりにはなりますが、また更新していきますのでどうぞよろしくお願いいたします^_^✨ (1月26日 4時) (レス) @page28 id: e4dea0e6c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちゃっぱ195
| 作成日時：2023年4月3日 2時
