220話 ページ22
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「ストーカー被害だァ？」
「無理にとは言わねぇ…自分で絶対何とかすっから…
だから…それまで家に泊めてくんねぇか…！」
「一人前のヒーローがなにストーカーされてビビっとんだアホ。」
…ま、爆豪ならそう言うよな。
今から約1年前、当時の俺は俺を一蹴してビールを勢いよく喉に通す爆豪を見つめることしかできなかった。
"ストーカー"
まさかとは思ったけど、ヒーローの俺がそんなことされる日がくるとはな…
別にビビってるわけじゃねぇ、気づいてすぐに捕えようともした。
けど、いねぇんだ。
確かに後ろにいるのはわかってんのに…相手の個性だろうな。
決定的だったのは、俺が朝家を出る時
ふと何かを感じてポストの中を見て思わず絶句した。
俺が映る盗撮写真が溢れかえってやがった
外にいる時から部屋の中にいるところまで。
流石にこれはマズイってことで警察にも届け出たし、前よりも警戒して周りを見渡すようになったものよ、未だ姿を捉えられてはいなかった。
これ以上、何かされる前に手を打とうと、とりあえず自宅を離れることを決めた。
そういう理由で、冒頭の話に戻るわけだが…
まあ…爆豪がそんな理由で快く迎え入れてくれるようなヤツじゃないってよく知ってる…あれ、じゃあなんで俺一番にコイツに頼ってんだ。
結局その日は飲んだだけで終わって
後日、ポストを見たらまた俺の盗撮写真と共にその日は一番最後にメッセージカードが付いてたんだ。
"本当に好きなんです。私だけを見てください。"
「……は？何言ってやがんだテメェ。」
「だから…アピールが過激なだけで、そんなに悪い人じゃ
なさそう…っつーか…」
「ンなことしとる時点で犯罪！悪いことしとるクソゴミに
決まっとんだろ頭沸いてんのかテメェ！！」
「んなことはわかってんだよ！！
…わかってんだけど、さ……」
"なぁに？切島くん。"
"お互い赤点回避したね…いぇ〜い…"
"ちょっとぉ…！
痛いじゃん爆豪くん！！"
"あ、爆豪くん待って〜！"
「………その気持ち、凄ぇわかるなって思って。」
「……。」
__昔の俺には叶わなかったこと
少しでも相手に歩み寄れば…向こうの気持ちに寄り添えれば、何か変えられるかもしれないと
この時の俺は、本気でそう思ってた。
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おいなり(プロフ) - 更新待ってます🥹🥹❤️🔥 (4月9日 20時) (
レス) id: bf65c943c5 (このIDを非表示/違反報告)
しおさば(プロフ) - こんなにのめり込んだの初めてです、、、更新楽しみにしてます！ (3月24日 9時) (レス) @page30 id: e2a581894c (このIDを非表示/違反報告)
ちゃっぱ(プロフ) - たにさん» ありがとうございます！！！！ぼちぼちと頑張っていきますね^_^🔥 (2月9日 0時) (レス) id: e4dea0e6c8 (このIDを非表示/違反報告)
たに - 一気読みしてしまいました…！！更新頑張ってください！！ (1月27日 17時) (レス) @page28 id: 9b7538881a (このIDを非表示/違反報告)
ちゃっぱ(プロフ) - 莉緒さん» ありがとうございます（ ; ; ）💖とっても嬉しいです🥹ゆっくりにはなりますが、また更新していきますのでどうぞよろしくお願いいたします^_^✨ (1月26日 4時) (レス) @page28 id: e4dea0e6c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちゃっぱ195
| 作成日時：2023年4月3日 2時
