214話 ページ16
『ひ……っ！』
「なんだよ？」
『誰かに…見られている気が…！』
「霊とお友達にでもなったんじゃねぇの。」
『シャレにならんからやめて！』
リゼさんの護衛が始まって一週間が経とうとしていた。
ストーカーもどきのあの男は姿を現さない。
きっと、どこからかはこちらの様子を見ているんだろうけど…はっ！まさか盗撮されてたりするのかな？！
…っていや、それは初日に隈なく捜索したから大丈夫だ。
じゃあなんなんだ…この妙な緊張感、感じる視線は。
でも切島くんも電気も気にならないみたいだし…気のせい、か。
……まあ、それより今一番怖いのは…
"飯食ったか"
"絶対切島から離れんな"
"常に周り警戒しろ"
"隙見せんな"
「お、今日もきてんのか。
爆豪からの鬼LI●E！」
『…暇なのか、コイツは。』
「Aが家にいねぇから寂しいんだろ。」
『もうそういうことでいいや…考えるのも面倒くさい。』
爆豪くんたちは大丈夫なのだろうか…
数日前、私の心配ばかりする爆豪くんに聞いたけど、返ってきたのは"他人の心配する暇あるなら自分の心配しろ"だけだった。
「到着しましたよ〜」
「やべぇ…俺ちょっと酔っ…た…」
「お前それでもヒーローかよ…
短時間のロケバス移動だから大丈夫って言ってたろ。」
そう、今日はロケ撮影
故に私たちはリゼさんと同じロケバスでとある郊外まで来ていた。
番組スタッフさんたちはヒーローが3人もいることにビックリしてたから『お気になさらず〜』と営業スマイルを返す。
「お前なんかスカート短くねぇか？」
「普通じゃな〜い？
もう！鋭ちゃんは昭和のオトンかっ！！」
「ちょっとでも隙見せたらダメだって言ってんだ！
しかも相手、あそこにいるイケメン俳優だろ？
尚更ダメじゃねぇか。」
「む…まあ鋭ちゃんがそんなに言うなら交渉してくるよ。
あーあ…この衣装、結構気に入ってたんだけどな〜」
『あはは…』
…その割には少し嬉しそうなの、私にはバレてるよリゼさん。
お互いにやけそうになるのを我慢していたら、電気は普通にニヤニヤして切島くんに絡んでた、普通に元気じゃん。
「切島罪な男すぎるぜ…な？」
『……。』
「…なぁ、まだ怒ってんの？この前のこと。
そろそろ口聞いてくれよぉ…！」
『…失せろ、どスケベ野郎。』
「うぐっ…」
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おいなり(プロフ) - 更新待ってます🥹🥹❤️🔥 (4月9日 20時) (
レス) id: bf65c943c5 (このIDを非表示/違反報告)
しおさば(プロフ) - こんなにのめり込んだの初めてです、、、更新楽しみにしてます！ (3月24日 9時) (レス) @page30 id: e2a581894c (このIDを非表示/違反報告)
ちゃっぱ(プロフ) - たにさん» ありがとうございます！！！！ぼちぼちと頑張っていきますね^_^🔥 (2月9日 0時) (レス) id: e4dea0e6c8 (このIDを非表示/違反報告)
たに - 一気読みしてしまいました…！！更新頑張ってください！！ (1月27日 17時) (レス) @page28 id: 9b7538881a (このIDを非表示/違反報告)
ちゃっぱ(プロフ) - 莉緒さん» ありがとうございます（ ; ; ）💖とっても嬉しいです🥹ゆっくりにはなりますが、また更新していきますのでどうぞよろしくお願いいたします^_^✨ (1月26日 4時) (レス) @page28 id: e4dea0e6c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちゃっぱ195
| 作成日時：2023年4月3日 2時
