157話 ページ9
「怪我してねぇか。」
『うん、大丈夫。』
「……この切り傷は、」
『ホールでバトってた時にちょっと、ね。
大したことないよ。』
「……そーかよ。
あの2人と、蜘蛛女は。」
『……。』
爆豪くんに抱えられたまま、私がさっきいた場所まで戻ってもらう。
爆豪くん曰く、建物の外の敵は全員制圧、今は電気が見張ってくれているらしい。
パトカーのサイレンの音も徐々に大きくなって聞こえる。
……戦い"は"終わった。
「……爆豪、A…無事だったんだな、よかったぜ。」
「………オイ、マジで何があった。」
『ｯ……』
大きく切り裂かれた窓と壁
戻ってきた室内に広がっていたのは、コンクリートに染みる大量の血液。
「………蜘蛛音の血が、止まんねぇんだ。」
『……。』
「さっきから……俺のテープで止血してんのに……
どんどん溢れてくるんだよ………なぁ……」
『ｯ……』
「……。」
右肩から、左の腰辺りまで。
パックリと大きく、真っ直ぐに斬られたタランチュラの彼女からは、巻かれた瀬呂くんのテープを真っ赤に染め上げるほどの大量の血が流れ出ていた。
……斬られた位置と深さ的に、多分肺と心臓もやられてる。
それは、その時いなかった爆豪くんでも彼女の傷を見たらすぐにわかったみたいで。
「……瀬呂、もうやめろ。」
「………蜘蛛音を見殺しにしろって言ってんのか？」
「違ぇわ。」
「じゃあなんだよ……救急車が来るまでに応急措置しねぇと蜘蛛音が死んじまうかもしんねぇだろ……」
「だから、その必要がねぇって言っとんだ。」
「…は？
爆豪、お前……蜘蛛音のこと殺す気か…？
お前…それでもヒーローかよ……ｯ！」
「お前らやめろって……！」
「ンなことしとったって
テメェの個性無駄に使って限界がくるだけだぞ。」
「人を！大事な人を守るために俺たちは個性使うじゃねぇか！！！蜘蛛音を助けるためなら俺は……！」
「ソイツはもう助からねぇっつってんだよｯ！！！
お前だってわかってんだろｯ！！！」
……そう、これは確実に"殺す"ための斬り方だ。
瀬呂くんの腕の中の彼女は、もう虫の息だった。
顔に血が通っていない。
僅かに開いている瞼から覗く瞳の焦点は全く合っていない。
『…こんなことって……ｯ』
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ちゃっぱ(プロフ) - アキネコ。さん» もう一生、あの平和な世界を見せてくれ…彼らはまだ青い高校生なんですｯ！！！（ ; ; ）切島…やっぱお前ってやつは……はぁ…何回でも言います、切島鋭児郎は三次元にいたら1番モテます、タチが悪いです、はい大好き(?) (2023年4月3日 3時) (
レス) id: e4dea0e6c8 (このIDを非表示/違反報告)
アキネコ。(プロフ) - ちゃっぱさん» いやー、声優陣のキャスティング決めてくれた監督さん…なのかな…、制作側にも頭が上がりません…。瀬呂と峰田のやりとりが1番でしたね。あのギャグ満載のヒロアカを久しぶりに見れた気がする……。切島ァ…!!!そーゆーことかよ。こっからの活躍楽しみ!!更新あざっす！ (2023年3月28日 6時) (レス) @page50 id: 1ef8943118 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃっぱ(プロフ) - アキネコ。さん» これだわ…スターは朴さんだわ…と一瞬で洗脳(?)してくださる声優の神様方にもう頭が上がりません…。峰田と瀬呂くんのやりとり見れたのが1番幸せだったと言っても過言ではないくらいですよね^_^(わりとガチで)さぁさぁ切島くんはまだまだこっからですよ…(ﾆﾔﾆﾔ) (2023年3月28日 0時) (レス) id: e4dea0e6c8 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃっぱ(プロフ) - たい焼き(カスタード)さん» あの瞬間は世界各地から歓喜の悲鳴が叫び止まらなかったというデータが取れました(ちゃっぱ調べ)ヒロアカ最高だ…これだからやめらんねぇよ()そう言っていただけて本当に嬉しいです…ありがとうございます（ ; ; ）ご安心を！完結までまだまだかかりそうです！ぎゃあ… (2023年3月28日 0時) (レス) id: e4dea0e6c8 (このIDを非表示/違反報告)
アキネコ。(プロフ) - ちゃっぱさん» ヒロアニ7期激アツですよね！スターは朴さんピッタリ！梶クオリティ…ほんとそうですよね?!峰田と瀬呂くんのやり取り大好き。カポーンも最高でした(笑)続編楽しみです!!!リゼちゃんは何者?!お付き合いできる世界線どこ?!切島の隠し事とは？！更新あざっーす！！！！ (2023年3月26日 10時) (レス) @page49 id: 1ef8943118 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちゃっぱ195
| 作成日時：2023年2月6日 20時
