57話 ページ9
いや、顔面に騙されんな私。
この人はあのジジイの息子よ。
キッと睨みあげれば、驚いたように目を見開かれる。
「そんなに警戒しなくて大丈夫です。
僕はあの人とは違う。」
『違うって、何が………』
ｺﾂ ｺﾂ……
「……誰か来る。
僕がここにいるってことは秘密でお願いします。」
『はい？』
いや、秘密にって逃げ場もないし……
その時だった。
彼が、目の前からｽｳｯ…と姿と気配を消したのは。
『えっ……消え……』
「おはよう。
よく眠れたかな？キュナネくん。」
腕を後ろに組んで現れたのは、やっぱり國木のジジイ。
クソッ…！
こんなやつ…こんな手錠が無ければすぐにぶっ倒してやるのに…ｯ！
「お腹は空いてるかね？
もうすぐ別の者にご飯を持って来させ…」
『そんなのどうでもいいから、早くこの手錠を外して
私をここから出して。』
「まったく…どこまでも飼い主に逆らう犬のようだな、お前は。」
『ねぇ、爆豪くんはどうなったの？
まさか…新しい契約を交わしたりなんてしてないでしょうね？』
でも、もし……
もし交わしたのだとしたら……
"結婚しない代わりに
彼の個性因子を含む細胞を一生かけて私に提供させる契約さ。"
「あぁ、その件か。
それなら、彼は快く承諾してくれたさ。」
『は……』
……なんで
どうして……爆豪くん。
君は…それでいいの……？
どうして、これほどまでにこの男の言いようにされてるの…？
…いや、わかってる。
それだけ自己を犠牲にするほど、君にとってあの3人の仲間が大切なんだよね
絶対に失いたくない存在
わかってる…君の思いは十分わかってる
だけど……ｯ
『ｯ！
もうこれ以上彼を縛るのをやめて！！！
爆豪くんが一体、何をしたっていうの……ｯ
ただ、No.1になるために努力して強くなろうと
してただけなのに……っ』
「前にも言ったが、私は強いヒーローが大好きなのさ。
強いヒーローの個性を我が家系に組み込むことで、
この企業を幅広く展開していくことが、私の夢だ。
そのためなら手段は問わない…くっ…くくっ…」
何、言ってんの。
なんで、笑ってんの。
気持ち悪い
腹が立つどころのレベルじゃない。
___殺してやりたい。
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ちゃっぱ(プロフ) - アキネコ。さん» 彼も相当なミステリアスな男だと勝手に思ってます🫢♡私たちにならいくらでも隠し事でも悩み事でも相談してくれ？♡何を放ってでも駆けつけるわぁ！！！♡() (2022年12月15日 0時) (
レス) id: e4dea0e6c8 (このIDを非表示/違反報告)
アキネコ。(プロフ) - うぉぉぉぉぉ？？？？！瀬呂くん何か隠してるだろって思ってたら案の定!!!私に話してくれても構わないZE☆更新あざっす!!!!!!(笑) (2022年12月14日 17時) (レス) @page48 id: 1ef8943118 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃっぱ(プロフ) - ぴょんきちまるさん» ほ、ほんまですか姉貴…！やったぁぁぁぁいいいいい！！！！うほほほぉ！(ｼﾞｬﾝｸﾞﾙﾊﾟﾗﾀﾞｲｽ)(?) (2022年12月14日 4時) (レス) @page48 id: e4dea0e6c8 (このIDを非表示/違反報告)
ぴょんきちまる - …お、、おっ？？？おっとこれは、、、。これまた私の好きな展開かもしれん…！！！！！！（うぉぉぉぉぉ！） (2022年12月13日 6時) (レス) @page47 id: 94182d8a2a (このIDを非表示/違反報告)
ちゃっぱ(プロフ) - そろぼち癒しの時間があってもいいと思うんですけどね、、(泣)みんな早く幸せになってくれ……君たちヒーローの卵を見てるとおばさんはもう胸が苦しくて苦しくて仕方ない…っ！！夢小説みたいにキュンキュンドッキンドッキンする青春ドラマやってくれよ！！！(???) (2022年12月13日 1時) (レス) id: e4dea0e6c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちゃっぱ195
| 作成日時：2022年11月6日 23時
