89話 ページ41
「爆豪もAの気持ちはわかってると思う。」
そう言ったのは瀬呂くんだった。
「爆豪ってそういうの敏感じゃん？
知らねぇけど。」
『おい』
「アイツに関しては未だにわかんねぇことだらけだからな〜！
大丈夫、帰ってきたら元通りになってる。
だからお前も、いつも通りに接してやったらいいの。」
そう言って私の頭をわしゃわしゃと撫でてくる瀬呂くん、本当にさっきまでの泥酔野郎と同一人物ですか…？
でも……そっ、か。
うん…そうだね。
『……ありがとう、瀬呂くん。
あー瀬呂くんの彼女になれたら幸せになれそうだな〜
周りの人のことちゃんとわかってるから！』
ﾋﾟﾀｯ
その瞬間、私の頭を撫でていた手が止まった。
なになに〜？
『もしかして、今の言葉に喜んじゃったりー…』
………あれ、
ニヤついてると、思ったんだけどな
私より背の高い瀬呂くんの顔を見上れば
「ん……そうなら、よかったんだけどな。」
なんか
「……俺はやっぱ、爆豪が羨ましいな。」
『？』
「……って、あー！上鳴バカ！！
お前それ使うなって爆豪に前言われただろ？！」
『あ、ちょ、待って…
なんだったんだ…？』
瀬呂くんは、何かを悲しむような、そんな顔をしていたんだ。
早く気が付くべきだった
少しずつ少しずつ、姿を現していた
この違和感に。
『ふわぁ……
……お、』
「……。」
『……おはよう。』
翌朝
リビングの扉を開ければ、キッチンには爆豪くんが1人いて、あとは誰もいなかった。
…結局、昨日は私がお風呂に入っている間に帰ってきて、すれ違うことがなかったから、顔を合わせるのはあれ以来なわけだ…非常に気まずい。
私に気づいた爆豪くんは視線だけこちらにやるけど、それも一瞬、何も言わずまた手元に向き直る。
……別に彼氏とかじゃないんだし、少し気まずくなったくらいでこんなに寂しく感じなくていいのに…
瀬呂くんにはいつも通りにって言われたけど、この調子じゃ会話はー…
「……今日、何時から。」
『え………え？！
あ、えっ、と…く、9時！9時です！』
「ん、了解。」
『…！
朝ごはんなーに？』
「あっちで待っとけや。」
『ひひ…！はーい！』
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ちゃっぱ(プロフ) - アキネコ。さん» 彼も相当なミステリアスな男だと勝手に思ってます🫢♡私たちにならいくらでも隠し事でも悩み事でも相談してくれ？♡何を放ってでも駆けつけるわぁ！！！♡() (2022年12月15日 0時) (
レス) id: e4dea0e6c8 (このIDを非表示/違反報告)
アキネコ。(プロフ) - うぉぉぉぉぉ？？？？！瀬呂くん何か隠してるだろって思ってたら案の定!!!私に話してくれても構わないZE☆更新あざっす!!!!!!(笑) (2022年12月14日 17時) (レス) @page48 id: 1ef8943118 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃっぱ(プロフ) - ぴょんきちまるさん» ほ、ほんまですか姉貴…！やったぁぁぁぁいいいいい！！！！うほほほぉ！(ｼﾞｬﾝｸﾞﾙﾊﾟﾗﾀﾞｲｽ)(?) (2022年12月14日 4時) (レス) @page48 id: e4dea0e6c8 (このIDを非表示/違反報告)
ぴょんきちまる - …お、、おっ？？？おっとこれは、、、。これまた私の好きな展開かもしれん…！！！！！！（うぉぉぉぉぉ！） (2022年12月13日 6時) (レス) @page47 id: 94182d8a2a (このIDを非表示/違反報告)
ちゃっぱ(プロフ) - そろぼち癒しの時間があってもいいと思うんですけどね、、(泣)みんな早く幸せになってくれ……君たちヒーローの卵を見てるとおばさんはもう胸が苦しくて苦しくて仕方ない…っ！！夢小説みたいにキュンキュンドッキンドッキンする青春ドラマやってくれよ！！！(???) (2022年12月13日 1時) (レス) id: e4dea0e6c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちゃっぱ195
| 作成日時：2022年11月6日 23時
