75話 ページ27
な、んとかしな、きゃ……
そう思うけど…体がボロボロで、もうまともに動けない。
ﾊﾞﾀｯ…
「Aｯ！！！」
『ば、くごく……私の事は、いい…から……』
「何もよくねェだろｯｯ！！！
クソ…ｯ」
爆豪くんに手を伸ばした時、私の手はほとんど消えていて、あぁ…本当に消えるんだっていう実感が湧く。
『…爆豪くん、あのね…』
「喋んな…ｯ」
『…君は絶対、No.1ヒーローになれる……ｯ
だって…こんなにも優しくて、強いんだから…
もう…君を縛るものは何もない。
だから…自由に…君が思う最強のヒーローをやればいい。』
……はは、幻覚でも見えてるのかな、私。
目の前の爆豪くんの瞳から、静かに一粒の光が落ちた。
「お前をここで失って…何がNo.1だ…何が自由にやれだ…！
ふざけんなよｯ！！！
お前がいねぇと俺がNo.1になる意味がねぇんだよ！！！」
『………あ、』
思い、出した……
あの言葉の続き
"いいか。
俺は将来、ぜってぇNo.1になってやる。
そしたら____
「俺はテメェと…誰も孤独にならねェ世の中を作りてェんだよ……ｯ
お前とじゃなきゃできねぇんだよ……Aｯ！！」
『ｯ……ぅ……ぁ……』
私が…孤独にならないように一緒にいてくれてたから
独りの辛さを知った、優しい爆豪くんだから
私の思いも一緒に乗せて、君はひたすらに突き進んでいた。
どうして私は今まであの言葉の続きを忘れることができたんだろう。
それを思い出さなければ、きっと私はこのまま抵抗せず、諦めていた。
ほんと…馬鹿だなぁ、私は。
「だから…諦めんな…ｯ！！
お前だって…こんなとこで終わりたくねェだろ？！」
『……う、ん…ｯ
…私は…まだ消えるわけにはいかない…ｯ！』
「そうだよな！！！」
ﾄﾞｶｯ!!
「ゔっ…！！」
『え……』
「遅くなって悪ィ…！」
『き、りしま…くん……っ』
ｷﾞｭﾙｯ!!
「はい、拘束完了っと。
抵抗すんなよ？」
『瀬呂くんまで………っ』
「お前ら……」
あぁ…この人たちはほんと……っ
歪む視界の中、2人の真っ直ぐな眼差しと目が合う。
「……ぜってぇ助けるからな。
だから諦めんじゃねぇ。」
「大事な仲間をこんな簡単に失ってたまるかよ。」
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ちゃっぱ(プロフ) - アキネコ。さん» 彼も相当なミステリアスな男だと勝手に思ってます🫢♡私たちにならいくらでも隠し事でも悩み事でも相談してくれ？♡何を放ってでも駆けつけるわぁ！！！♡() (2022年12月15日 0時) (
レス) id: e4dea0e6c8 (このIDを非表示/違反報告)
アキネコ。(プロフ) - うぉぉぉぉぉ？？？？！瀬呂くん何か隠してるだろって思ってたら案の定!!!私に話してくれても構わないZE☆更新あざっす!!!!!!(笑) (2022年12月14日 17時) (レス) @page48 id: 1ef8943118 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃっぱ(プロフ) - ぴょんきちまるさん» ほ、ほんまですか姉貴…！やったぁぁぁぁいいいいい！！！！うほほほぉ！(ｼﾞｬﾝｸﾞﾙﾊﾟﾗﾀﾞｲｽ)(?) (2022年12月14日 4時) (レス) @page48 id: e4dea0e6c8 (このIDを非表示/違反報告)
ぴょんきちまる - …お、、おっ？？？おっとこれは、、、。これまた私の好きな展開かもしれん…！！！！！！（うぉぉぉぉぉ！） (2022年12月13日 6時) (レス) @page47 id: 94182d8a2a (このIDを非表示/違反報告)
ちゃっぱ(プロフ) - そろぼち癒しの時間があってもいいと思うんですけどね、、(泣)みんな早く幸せになってくれ……君たちヒーローの卵を見てるとおばさんはもう胸が苦しくて苦しくて仕方ない…っ！！夢小説みたいにキュンキュンドッキンドッキンする青春ドラマやってくれよ！！！(???) (2022年12月13日 1時) (レス) id: e4dea0e6c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちゃっぱ195
| 作成日時：2022年11月6日 23時
