62話 ページ14
『聞く……？
私に、何を……』
「……あなたにとって、爆豪さんは何ですか。
今、何を考えて、こんなことになってまで助けようと
しているんですか。」
わずかに揺らぐ瞳が私を見つめる。
……そんなの決まってる。
そんな気持ちで見つめ返せば、ﾋﾞｸｯと肩を揺らした。
『"仲間"だよ。
命に変えても守り抜きたい、大切な。
そのために、私はここにいる。
ヒーローとしてはもちろん、
1人の仲間として。
私は絶対に諦めない。』
「ｯ…！」
あなたも、爆豪くんのことがとっても好きなのは知ってる。
私の言葉で、私の存在で、あなたを酷く傷つけているのも知ってる。
…だけどね、
これは綺麗事なんかじゃなく…
こんな誰も望んでいない形での結婚は、誰も幸せになれない。
私は"みんな"を救いたい。
絶対に、諦めたりなんかしない。
「……。
私は、あなたが羨ましいです。」
そう言うとレイカさんは私に背を向ける。
その姿は、いつもに比べてどこか小さく見える。
「その勇敢さが私にもあれば……ｯ」
『レイカさん…？』
「…何でもないです。
……とにかく、そういうことなので。
ここで諦めると言うのなら、その手錠の鍵を探しても
よかったですが、そういうことなら、明日もそこで
大人しくしているのが身のためですね。」
『え、あ…ちょっと！』
足早に去っていってしまったレイカさんは、私の声に振り向きもしない。
……マズイな。
今すぐにでもここから出る必要があるんだけど……
ｶﾞｼｬﾝ ｶﾞｼｬｯ！
『ぬううぅっ…！はーずーれーろー！！』
神様仏様…どうか今日だけでもこの手錠を外してくれませんか…！
そんな思いを込めて、ただひたすら壁にぶつけてみたり、手から引き離そうとするけどビクともしない。
『あぁぁぁ！もう！！
…早くしないと、爆豪くんを助けられなくなるのに…ｯ』
No.1に突き進む彼の姿を頭に思い浮かべれば、じんわりと涙が込み上げてくる。
…彼の未来を奪わせたりなんてしないっ
「さっきからうるさいな。」
「暴れないように眠らせるか？」
…マズイ
今、監視のヤツらに見つかって、眠らされたりなんかしたら、起きた時には明日なんて終わってしまう…！
『ｯ……』
ﾄﾞｶｯ！
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ちゃっぱ(プロフ) - アキネコ。さん» 彼も相当なミステリアスな男だと勝手に思ってます🫢♡私たちにならいくらでも隠し事でも悩み事でも相談してくれ？♡何を放ってでも駆けつけるわぁ！！！♡() (2022年12月15日 0時) (
レス) id: e4dea0e6c8 (このIDを非表示/違反報告)
アキネコ。(プロフ) - うぉぉぉぉぉ？？？？！瀬呂くん何か隠してるだろって思ってたら案の定!!!私に話してくれても構わないZE☆更新あざっす!!!!!!(笑) (2022年12月14日 17時) (レス) @page48 id: 1ef8943118 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃっぱ(プロフ) - ぴょんきちまるさん» ほ、ほんまですか姉貴…！やったぁぁぁぁいいいいい！！！！うほほほぉ！(ｼﾞｬﾝｸﾞﾙﾊﾟﾗﾀﾞｲｽ)(?) (2022年12月14日 4時) (レス) @page48 id: e4dea0e6c8 (このIDを非表示/違反報告)
ぴょんきちまる - …お、、おっ？？？おっとこれは、、、。これまた私の好きな展開かもしれん…！！！！！！（うぉぉぉぉぉ！） (2022年12月13日 6時) (レス) @page47 id: 94182d8a2a (このIDを非表示/違反報告)
ちゃっぱ(プロフ) - そろぼち癒しの時間があってもいいと思うんですけどね、、(泣)みんな早く幸せになってくれ……君たちヒーローの卵を見てるとおばさんはもう胸が苦しくて苦しくて仕方ない…っ！！夢小説みたいにキュンキュンドッキンドッキンする青春ドラマやってくれよ！！！(???) (2022年12月13日 1時) (レス) id: e4dea0e6c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちゃっぱ195
| 作成日時：2022年11月6日 23時
