55話 ページ7
「國木財閥の落とし穴見つけろって言われてもな〜」
「はい!つべこべ言わずやる!
Aを信じろ!」
「やってんだけど、なんにも見つからねぇんだよ。
まあそんな簡単に見つかるもんでもねぇけど。」
"『電気と他の2人にお願いがあるんだけど。』"
"「なに?」"
"『國木財閥のこと、洗いざらい調べてほしいの。
必ず黒い部分が見つかるはずだから。』"
"「それはいーけど、お前はどうすんの?」"
"『行ってくる。』"
"「行ってくるってどこに?!
……あ!切りやがった!!」"
「……アイツ、無事だといいけど。」
…1人にさせるべきじゃなかったな。
嫌な予感がする。
コツ コツ……
足音がよく響く無機質な廊下を、國木社長の後を追って歩く。
『…本当に爆豪くんはいるんですね?』
「あぁ、もちろんだよ。」
『ならいいですけど。』
そんなわけない。
これは罠だ。
2人で歩いているように思うけど、さっきから私の背後からは何かの気配がする、恐らくあのジジイとボディガードか何か。
「安心したまえ。
君のことは少し気に入ったんだ、殺しはしない。」
気づいていることに気づかれてる。
いつでも剣を出せるよう、手を構えておく。
「だがね、やはり私も爆豪くんのことを気に入っていてね。
あんな逸材、他にはいない。
絶対に私の物にしたいのだ。」
『爆豪くんは"物"じゃない。』
「おっと、すまない。
怒らせるつもりはなかったんだ。
君は、爆豪くんを解放する代わりに、自分が犠牲になる、という条件を出してきたね?
私も鬼じゃない、君の条件はしっかりのませてもらう。」
『……それが本当だとして、私をここに連れてくる意味は何?何が目的?』
それと同時に立ち止まるから、私はその瞬間に手のひらから剣を取り出………
ガバッ!
『ん"ーっ?!』
どこから現れた…?!
確かに背後は警戒していたはず…ッ
それなのに見事に背中を取られた私は今、謎の布で鼻と口を覆われて呼吸がままならない。
「爆豪くんとの契約は解消しよう。
…その代わり、新たな契約を交わさせることにした。」
新たな…契約…?
「結婚しない代わりに、
彼の個性因子を含む細胞を一生かけて私に提供させる契約さ。」
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ちゃっぱ(プロフ) - アキネコ。さん» 彼も相当なミステリアスな男だと勝手に思ってます🫢♡私たちにならいくらでも隠し事でも悩み事でも相談してくれ?♡何を放ってでも駆けつけるわぁ!!!♡() (2022年12月15日 0時) (レス) id: e4dea0e6c8 (このIDを非表示/違反報告)
アキネコ。(プロフ) - うぉぉぉぉぉ????!瀬呂くん何か隠してるだろって思ってたら案の定!!!私に話してくれても構わないZE☆更新あざっす!!!!!!(笑) (2022年12月14日 17時) (レス) @page48 id: 1ef8943118 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃっぱ(プロフ) - ぴょんきちまるさん» ほ、ほんまですか姉貴…!やったぁぁぁぁいいいいい!!!!うほほほぉ!(ジャングルパラダイス)(?) (2022年12月14日 4時) (レス) @page48 id: e4dea0e6c8 (このIDを非表示/違反報告)
ぴょんきちまる - …お、、おっ???おっとこれは、、、。これまた私の好きな展開かもしれん…!!!!!!(うぉぉぉぉぉ!) (2022年12月13日 6時) (レス) @page47 id: 94182d8a2a (このIDを非表示/違反報告)
ちゃっぱ(プロフ) - そろぼち癒しの時間があってもいいと思うんですけどね、、(泣)みんな早く幸せになってくれ……君たちヒーローの卵を見てるとおばさんはもう胸が苦しくて苦しくて仕方ない…っ!!夢小説みたいにキュンキュンドッキンドッキンする青春ドラマやってくれよ!!!(???) (2022年12月13日 1時) (レス) id: e4dea0e6c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちゃっぱ195 | 作成日時:2022年11月6日 23時