79話 ページ31
「………けど親父、アンタがしたことは許されることじゃない。
どれだけの人に迷惑をかけたと思ってる。」
「あぁ……本当に、すまないことをした……」
「…キュナネさんの消失を止める術はあるのか。」
「……私の命と引き換えれば止まる。」
……本当にそれしか方法がないなら
私は迷わず、自分が助かる道を捨てるだろう。
國木社長がした事は、敵と同じことだ、許される事じゃない。
だけど……私はヒーローだから。
彼だって1人の人間、
救える命を見捨てることなんてしない。
それに……
やっと…愛する家族とまた心を交わすことができそうなんだ。
ここで死なせるわけにはいかない。
「……とか考えてんだろどーせ。」
『ば、くご…くん……』
「悪ィが俺だって譲れねぇ。」
『………変なこと考えてないよね？』
その問いに、爆豪くんは手のひらからﾊﾟﾁﾊﾟﾁ…と火花の音を出す。
……マズイ、止めなきゃ…
「…………その必要はないです。」
___"縁切り"
ﾌﾟﾂﾝｯ
『……へ、』
私の体の透明化が止まっ、た……？
何が起きたのかわからず顔を上げれば、
『……レイカさん』
「お前……なんでここに…」
涙を流して、私と國木社長の間に立つレイカさんの姿がそこにはあった。
「……私の個性、"縁切り"は
個性縁を切られた2人は、縁を切った私が許可を出すまでの間、互いの個性の関与がまったくの不可能になるというものです。
…今、お父さんとあなたの間にあったその縁を完全に切りました。」
……だからか、不自然に右手だけピースをしていたのは。
ﾌﾗｯ…
「…オイ！」
『ｯ……へーキ、だよ……』
よかっ…た……
これで誰も…死なずに済む……
『ありがとう……レイ、カ…さん…』
「…別に、あなたを助けようと思ったわけじゃない。
……お父さんが死ぬのと、爆豪さんの悲しそうな顔を
見たくなかっただけです。」
「レイカ……私は……っ」
「……もういいよ、お父さん。
こんな個性だから私が使えないのは事実だし、
私を見放すのも無理なかったよね。」
「違うんだレイカ…私は…ｯ」
「うん…全部、聞いてた。
もう、いいから……っ
またみんなで……楽しくご飯食べてお喋りしよう…ｯ？」
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ちゃっぱ(プロフ) - アキネコ。さん» 彼も相当なミステリアスな男だと勝手に思ってます🫢♡私たちにならいくらでも隠し事でも悩み事でも相談してくれ？♡何を放ってでも駆けつけるわぁ！！！♡() (2022年12月15日 0時) (
レス) id: e4dea0e6c8 (このIDを非表示/違反報告)
アキネコ。(プロフ) - うぉぉぉぉぉ？？？？！瀬呂くん何か隠してるだろって思ってたら案の定!!!私に話してくれても構わないZE☆更新あざっす!!!!!!(笑) (2022年12月14日 17時) (レス) @page48 id: 1ef8943118 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃっぱ(プロフ) - ぴょんきちまるさん» ほ、ほんまですか姉貴…！やったぁぁぁぁいいいいい！！！！うほほほぉ！(ｼﾞｬﾝｸﾞﾙﾊﾟﾗﾀﾞｲｽ)(?) (2022年12月14日 4時) (レス) @page48 id: e4dea0e6c8 (このIDを非表示/違反報告)
ぴょんきちまる - …お、、おっ？？？おっとこれは、、、。これまた私の好きな展開かもしれん…！！！！！！（うぉぉぉぉぉ！） (2022年12月13日 6時) (レス) @page47 id: 94182d8a2a (このIDを非表示/違反報告)
ちゃっぱ(プロフ) - そろぼち癒しの時間があってもいいと思うんですけどね、、(泣)みんな早く幸せになってくれ……君たちヒーローの卵を見てるとおばさんはもう胸が苦しくて苦しくて仕方ない…っ！！夢小説みたいにキュンキュンドッキンドッキンする青春ドラマやってくれよ！！！(???) (2022年12月13日 1時) (レス) id: e4dea0e6c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちゃっぱ195
| 作成日時：2022年11月6日 23時
