73話 ページ25
Aは満身創痍なはずなのに
それでも笑ってやがる。
俺のスピードに呼応するかのように、剣の捌きがさらに鋭くなる。
あぁ…俺が1番知ってんだ
コイツがどんだけ強いか。
ｷﾝｯｯ!!!
「くっ…！」
気がつけばこっちが優勢になって、クソ敵野郎はようやく焦った顔を浮かべる。
「なぜだ…なぜ私の攻撃を受けて
立っていられるのだ…ｯ」
「…テメェは運が悪いな。
コイツを敵に回した時点で、お前に勝機はねぇ。」
だってコイツは
Aは
最強の美剣士
不屈の騎士だ
誰も敵わねぇんだよ
お前らも
俺も。
お前をフッた高3の卒業間近
あの日もお前はこんな風に
誰よりも前に立って戦っとった。
"A！！！お前もう下がれ！！！
それ以上戦えば致命傷に……"
"…絶対に引き下がるわけにはいかないｯ"
"馬鹿か！！！死にてェのかお前！！！"
"みんなが助けを求めてるの。
"みんな"を助けに行く、何があっても私は諦めない。"
"お前が死んだら元も子もねェだろうが！！！
ヒーローはお前以外にもいんだよ！！！"
" "みんな"を守りたいの。
爆豪くん、私は君のことも守ってみせる。
敵の思い通りになんてさせない。"
"おい待てｯ…！！
……クソが。俺の気持ちは全無視かよ…"
付き合って、好きだっつー想いが積み重なればなるほど
俺はAに傷を作らせたくねぇ、戦わせたくねぇ
その思いが強くなっていっとった。
お前がインターンで現場で戦うたびに
無茶して、怪我して帰ってくるたびに
俺の中で、コイツが"異質"になっていって
俺の気持ちを知ろうともしねェで、
俺のことなんて二の次になっていくコイツを見て
そんであの日
俺の中で何かが切れた。
"いたた…へへ、また怪我しちゃった。"
"……。"
"爆豪くん？"
"……もういいわ。"
"……へ？"
"お前がしてぇようにしろ。"
"え……待ってよ、爆豪く、"
"着いてくんじゃねぇ。
…俺とお前は違ェんだよ。
もう、うんざりだ。顔も見たくねぇ。"
そう、俺とお前は違ェ。
いつだってお前は、俺の遥か先を走って行きやがる。
昔も、今も、これからも
俺がコイツに敵う日は、多分こない。
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ちゃっぱ(プロフ) - アキネコ。さん» 彼も相当なミステリアスな男だと勝手に思ってます🫢♡私たちにならいくらでも隠し事でも悩み事でも相談してくれ？♡何を放ってでも駆けつけるわぁ！！！♡() (2022年12月15日 0時) (
レス) id: e4dea0e6c8 (このIDを非表示/違反報告)
アキネコ。(プロフ) - うぉぉぉぉぉ？？？？！瀬呂くん何か隠してるだろって思ってたら案の定!!!私に話してくれても構わないZE☆更新あざっす!!!!!!(笑) (2022年12月14日 17時) (レス) @page48 id: 1ef8943118 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃっぱ(プロフ) - ぴょんきちまるさん» ほ、ほんまですか姉貴…！やったぁぁぁぁいいいいい！！！！うほほほぉ！(ｼﾞｬﾝｸﾞﾙﾊﾟﾗﾀﾞｲｽ)(?) (2022年12月14日 4時) (レス) @page48 id: e4dea0e6c8 (このIDを非表示/違反報告)
ぴょんきちまる - …お、、おっ？？？おっとこれは、、、。これまた私の好きな展開かもしれん…！！！！！！（うぉぉぉぉぉ！） (2022年12月13日 6時) (レス) @page47 id: 94182d8a2a (このIDを非表示/違反報告)
ちゃっぱ(プロフ) - そろぼち癒しの時間があってもいいと思うんですけどね、、(泣)みんな早く幸せになってくれ……君たちヒーローの卵を見てるとおばさんはもう胸が苦しくて苦しくて仕方ない…っ！！夢小説みたいにキュンキュンドッキンドッキンする青春ドラマやってくれよ！！！(???) (2022年12月13日 1時) (レス) id: e4dea0e6c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちゃっぱ195
| 作成日時：2022年11月6日 23時
