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左肩からそのまま斜めに、やつの心臓をぶった斬ると同時に
「ギャァァァ！！！ギャアアア！！」
「ッ！！」
凄まじい断末魔に呑まれそうになる。
それでも絶対に刀を離さない……！
斬れろ…！！
刀に必死に力を込めた時、
満の鬼の右腰まで斬った。
その瞬間、満の鬼の体の力が抜け真っ二つになった体が地面に崩れ落ちた。
…
……勝ったの？
私は、こいつを倒したの？
勝った………倒した…！
ああ、お父さん、お母さん、お兄ちゃん…
私、やったよ……。
その瞬間に、足から完全に力が抜けた。
「A！大丈夫か？！」
すぐに煉獄さんが駆け寄ってきてくれた。
「はい……なんとか…」
「全身の力がもう残っていない…。
よく戦ったな。」
その場に崩れ落ちそうになるところをなんとか支えてもらった。
「ひどい怪我だ……早く胡蝶のところで治療してもらおう。」
「そういう煉獄さんもかなり傷を負ってるじゃないですか。」
「俺のことは心配するな！何も問題ない！」
本当に平気そうな顔はしているけど、なんだろう……なんか…
「………むかつく。」
「…ん？」
「……そりゃ好きな相手が怪我してたら心配くらいするでしょう…。」
「！！
そうか！！そうだな！すまない！」
ぱあっと顔を明るくした煉獄さんが思い切り抱きついてくる。
……怪我してるんすけど。
「しかし、佰ノ型とは氷の呼吸の先代は一体何者なんだ。」
「ほんと、凄いとしか言えません。」
「それを使えたお前も十分凄いんだがな…。」
優しく微笑んで私の頭を、私の大好きな暖かく大きな手で撫でてくれる。
ああ、なんかとっても幸せ…。
もはやあの時の自分は本当に今の私と同じか疑うくらいに変わった。
人は変われる。いくらでも変われる。
それを満の鬼もわかっていればこうならずに………
……………
………
…
「よし、A！帰るぞ！
そういえば不死川達は……」
「煉獄さん！！！危ない！！！」
「ん？」
ふと視線を満の鬼に送って初めて気がついた。
体が、崩れ落ちてなかったんだ。
なんで……もっと早く気がつかなかったの！！
煉獄さんの背後に佇むのは、さっきよりも一回り小さくなった満の鬼。
細胞を集めただけの体なのにこんなにも強い殺気が…！
ドスッ
鋭い痛みが走った。
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ななみ(プロフ) - #観音坂ゆるさん» ありがとうございます…(泣)ですよね…やっぱりちょっと酷な終わり方だと自分でも思いました…。やはり煉獄さんとちゃんと幸せになれる話を作らないとダメですよね？！うん！！私もそう思います！！これ以上持ちませんよね…笑 ご意見本当にありがとうございます!!! (2021年1月3日 20時) (
レス) id: 12eaed4cf4 (このIDを非表示/違反報告)
#観音坂ゆる - 間違えました、次作です (2021年1月3日 2時) (レス) id: 647e80459a (このIDを非表示/違反報告)
#観音坂ゆる - あと自作の話なんですが…私はまた煉獄さんの話が良いです！今度は甘い感じのがいいです…いやほんとにこれ以上やったら死ぬ← (2021年1月3日 2時) (レス) id: 647e80459a (このIDを非表示/違反報告)
#観音坂ゆる - ちょっと待ってください？？私のおめめが大変な事になっているんですが…← いやほんとめっちゃ感動しました！！つらいです( ；∀；)でも面白かったです！完結おめでとうございます！ (2021年1月3日 2時) (レス) id: 647e80459a (このIDを非表示/違反報告)
ななみ(プロフ) - はりはりさん» ありがとうございます!!!!! (2020年11月29日 12時) (レス) id: 12eaed4cf4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちゃっぱ195
| 作成日時：2020年11月14日 18時
