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目は先ほどまでと違い完全に血走っていて、口からはよだれ。


背中に生やした翼の先も鋭く尖り、そして鋭く伸びた爪。


さっきまでなんとか人間らしき形をしていたものが、もはや完全に鬼、いや、化け物にしか見えない。







「……絶対、阻止する…。」


「A、まずは止血しろ。」


「…えぐれているので、もはや止血しても意味ないです。」


「いや、そんなことはない。
だからそんな傷でお前を戦わせたくない。」



煉獄さんの声も無視して、私は彼の隣に刀を握りしめて並ぶ。



ああ、そんな顔しないでください。
心配しなくても大丈夫です。

なんだか今は何に対しても恐怖はないんです。



だから、



「最後まで戦わせてください。」


「……それが、お前のためなのか。」


「はい。今私がやらなくて誰がやるんですか。」


「ははは。確かにそうだな。
A、二人で決着をつけよう。」









「…いい、いいぞ…!
それこそ人間が作ることのできる、人間が唯一持っている…この世で一番美しいものだ……ふふっふはははっ……!


あ"あ"ぁぁ……寄越せえぇぇぇぇ!!!」




「煉獄さん!!」


「問題ない!!!
!!

A!後ろだ!!」



「くっ…」






速すぎる上に、一つ一つの攻撃が重たい。
そして何本も伸びるあの翼の凶器が私たちを殺しにかかってる。



いや、戦闘不能にさせてから吸収するつもりなのか。



どっちにしろ、体力を削らされてる。





"氷の呼吸 零ノ型 絶対零度"


"炎の呼吸 伍ノ型 炎虎"






「もっと………もっと来てみろぉぉ!!」


「こいつッ……!完全に狂ってる!」


「Aッ!!」





煉獄さんの声にハッと右を向くと、目の前まで攻撃が迫っていた。



……まずい。

このままだと胴体に入って真っ二つだ。



どうする……避けきれない…



その時、

刀を持つ手の神経が熱くなる。











"氷の呼吸 佰ノ型 沸点上昇・蒸々猛火"











燃える神経に無我夢中で刀を振り落とした。









「焼き切れた…だと?

いや……正確には、"蒸発"したの方が正しいか。」



「A…お前、」







「はあっはあっ…」



自分でも不思議だ。

だけど、出来た。



これが、新しい型、"佰"ノ型。






満の動きが止まった。

今が絶好の機会だ。





「煉獄さん!畳み掛けます!」


「ああ!」

.→←.



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設定タグ:鬼滅の刃 , 煉獄杏寿郎 , 無限列車   
作品ジャンル:恋愛
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ななみ(プロフ) - #観音坂ゆるさん» ありがとうございます…(泣)ですよね…やっぱりちょっと酷な終わり方だと自分でも思いました…。やはり煉獄さんとちゃんと幸せになれる話を作らないとダメですよね?!うん!!私もそう思います!!これ以上持ちませんよね…笑 ご意見本当にありがとうございます!!! (2021年1月3日 20時) (レス) id: 12eaed4cf4 (このIDを非表示/違反報告)
#観音坂ゆる - 間違えました、次作です (2021年1月3日 2時) (レス) id: 647e80459a (このIDを非表示/違反報告)
#観音坂ゆる - あと自作の話なんですが…私はまた煉獄さんの話が良いです!今度は甘い感じのがいいです…いやほんとにこれ以上やったら死ぬ← (2021年1月3日 2時) (レス) id: 647e80459a (このIDを非表示/違反報告)
#観音坂ゆる - ちょっと待ってください??私のおめめが大変な事になっているんですが…← いやほんとめっちゃ感動しました!!つらいです( ;∀;)でも面白かったです!完結おめでとうございます! (2021年1月3日 2時) (レス) id: 647e80459a (このIDを非表示/違反報告)
ななみ(プロフ) - はりはりさん» ありがとうございます!!!!! (2020年11月29日 12時) (レス) id: 12eaed4cf4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ちゃっぱ195 | 作成日時:2020年11月14日 18時

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