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【氷の書】



まずはこれを手にしたそこの氷の呼吸の剣士に問う。




お前は何だ。




何のために戦う。


何を求めて刀を振るう。






答えは皆同じである。





この世の鬼を全て滅殺し、笑って過ごせる日々を掴むためであろう。



理由は他にあれど、そこに行き着かない者が果たしているだろうか。



いるのなら問いたい。




お前は何のために戦うのかを。



そして私に見せて欲しい。





お前が見ている世界を。


お前が望む世界を。






この、鬼殺隊の中で"最も美しく"、"鋭く"、"儚い"呼吸の 氷の呼吸で____。』









.








「貴様……その瞳…」




すうっと、目の前の景色が寒冷色になっていき、さっきよりも清々しくなった空気を大きく吸い込む。




体が元に戻ったわけじゃないけど、この極限状態が私を奮い立たせる。


私の体を自由に動かせるようにしてくれる。







「そうか……そうでなくてはな。

氷の呼吸の剣士は。やはり"美しい"…。

そう。何百年も前にも同じことがあった。






その、色を失ったにも関わらず輝きを灯す瞳の氷の呼吸の剣士に私は一度負けている。


この数百年もの間、同じ瞳を持った剣士は現れなかった。



お前はやはり選ばれたやつなのだ。

ならば今一度ここで決着をつけねばなぁ!!」





「今度こそお前の息の根を止めてやる!!」









"氷の呼吸 零ノ型 絶対零度"




"血鬼殺 風月天下"






「なつ!速い!」




うん。よく見える。


どうにかしてやつの間合いに入れたら後は"そこ"を狙うだけ。







「はぁぁぁ!!!」


「こいつッ!私の間合いに入ろうとしているのか!

いいだろう!受けて立つ!来い!
温崎冷A!!」









"氷の呼吸____"



"血鬼殺_____"









_______________






____________






_______









「お前、もう少し技を熟練していたら私の技を受けることはなかっただろうにな。」




「かはっ………!」







何が、起こった。



私は確かにやつの左肩から"心臓"を目掛けて刀を振るった。


刀が通ったはずだ。








「私の弱点を知っていたのは実に素晴らしいが、実力が追いついていないのでは意味がない。
そうだろう?

現に私の心臓まであと一歩のところまで刀が通らなかった。」




「うっ…」




満の鬼はそう言って私の右横腹いっぱいに掠めた自分の拳に付いた私の血を舐めとる。

.→←その思いこそ原動力



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設定タグ:鬼滅の刃 , 煉獄杏寿郎 , 無限列車   
作品ジャンル:恋愛
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ななみ(プロフ) - #観音坂ゆるさん» ありがとうございます…(泣)ですよね…やっぱりちょっと酷な終わり方だと自分でも思いました…。やはり煉獄さんとちゃんと幸せになれる話を作らないとダメですよね?!うん!!私もそう思います!!これ以上持ちませんよね…笑 ご意見本当にありがとうございます!!! (2021年1月3日 20時) (レス) id: 12eaed4cf4 (このIDを非表示/違反報告)
#観音坂ゆる - 間違えました、次作です (2021年1月3日 2時) (レス) id: 647e80459a (このIDを非表示/違反報告)
#観音坂ゆる - あと自作の話なんですが…私はまた煉獄さんの話が良いです!今度は甘い感じのがいいです…いやほんとにこれ以上やったら死ぬ← (2021年1月3日 2時) (レス) id: 647e80459a (このIDを非表示/違反報告)
#観音坂ゆる - ちょっと待ってください??私のおめめが大変な事になっているんですが…← いやほんとめっちゃ感動しました!!つらいです( ;∀;)でも面白かったです!完結おめでとうございます! (2021年1月3日 2時) (レス) id: 647e80459a (このIDを非表示/違反報告)
ななみ(プロフ) - はりはりさん» ありがとうございます!!!!! (2020年11月29日 12時) (レス) id: 12eaed4cf4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ちゃっぱ195 | 作成日時:2020年11月14日 18時

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