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「何が書いてあるかは見たんです？」
「いや、見ていない。」
「まじすか。」
冨岡さんって、しっかりしてるけど、
たまに抜けてるよね。
あと、とてつもなく天然。
「用は済みました？済みましたね。
ではこれから私達用があるので、この辺で。」
「しのぶさん…顔。」
精一杯笑顔を保っているつもりみたいだけど、普段のしのぶさんに比べたら眉間のシワが凄いし、笑顔がこれまでにないくらい引きつっていて見てられない。
どれだけ嫌いなんだ。
「あと煉獄達に会いにきたんが、」
「でしたら一番奥の部屋です。では。」
しのぶさんはそれだけ言い捨てると、私に「合わせろ」と言わんばかりに目線を送りつけてくる。
逆らったらとんでもないことになるな。
冨岡さんごめんなさい……書物持ってきてくださりありがとう…ていう思いを込めて、しのぶさんについて行きながら後ろを振り返ったら、
「…。」
「うわ…」
すごく面倒くさそうな顔をしていた。
しのぶさんの方に原因があると思ってたけど、どうやら冨岡さんにも原因はありそうだな…。
…
「それでですね、Aさん。」
「切り替え早いですね。」
しのぶさんは私をいつもの部屋に通すと私を椅子に座らせた。
「"例の物"なんですが、」
「あ、早速作ってくださったんですね！」
しのぶさんが私が頼んだ"例の物"を見せてくれた。
だけどその顔は曇っている。
「実は全然上手くいかないんです。
これは試作品にすぎませんが、あまりに時間がないので思いどおりにならないかもしれません。」
「全然いいです。無いよりは随分マシです。」
「また試行錯誤しますね。」
とりあえずしのぶさんにそれを返した。
その時、バーーンっと大きな音を立てて扉が開かれた。
開けた本人は至って無表情だが、とても息切れをしている。
「次はなんですか冨岡さん。
私達今忙しいんです。」
「それどころではない。」
流石のしのぶさんも、冨岡さんの様子がおかしいのか真剣な顔つきになる。
「………煉獄の継子が起きた。」
「えっ？！」
…
急いで部屋まで行って扉を開ければ、そこには寝台の上に座ってぼーっとしている添園さんがいた。
……よかった、術解けたんだ。
「添園さ……」
「ッ！」
私が声をかけようとした瞬間、肩をビクッと上げて、それから
「ッ…」
私を見て怯えたそぶりを見せる。
一体何が、？
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ななみ(プロフ) - #観音坂ゆるさん» ありがとうございます…(泣)ですよね…やっぱりちょっと酷な終わり方だと自分でも思いました…。やはり煉獄さんとちゃんと幸せになれる話を作らないとダメですよね？！うん！！私もそう思います！！これ以上持ちませんよね…笑 ご意見本当にありがとうございます!!! (2021年1月3日 20時) (
レス) id: 12eaed4cf4 (このIDを非表示/違反報告)
#観音坂ゆる - 間違えました、次作です (2021年1月3日 2時) (レス) id: 647e80459a (このIDを非表示/違反報告)
#観音坂ゆる - あと自作の話なんですが…私はまた煉獄さんの話が良いです！今度は甘い感じのがいいです…いやほんとにこれ以上やったら死ぬ← (2021年1月3日 2時) (レス) id: 647e80459a (このIDを非表示/違反報告)
#観音坂ゆる - ちょっと待ってください？？私のおめめが大変な事になっているんですが…← いやほんとめっちゃ感動しました！！つらいです( ；∀；)でも面白かったです！完結おめでとうございます！ (2021年1月3日 2時) (レス) id: 647e80459a (このIDを非表示/違反報告)
ななみ(プロフ) - はりはりさん» ありがとうございます!!!!! (2020年11月29日 12時) (レス) id: 12eaed4cf4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちゃっぱ195
| 作成日時：2020年11月14日 18時
