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ﾌﾜｯ…
大好きな匂いが鼻を掠めたかと思えば、肩には爆豪くんのジャケットをかけられる。
かと思えば次の瞬間、背中に手を回されてそのまま目の前の彼に引き寄せられた。
私を包み込むように、優しく、だけどどこかしがみつくようなそれに私の胸は温かくなっていく。
「ごめん……ｯ」
私が言うはずのその言葉は、私より先に彼の口から飛び出した。
どう、して……
なんで…爆豪くんが謝ってるの……っ
「……怖かっただろ。
すぐ助けてやれなくてすまねェ…ｯ」
違う…違うの……ｯ
私が油断したせいで…
爆豪くんは何も悪くないのに…ｯ
「…テメェのことだ。
自分の実力不足だとか、こんなのNO.3失格だとか
思ってンだろうけど、それは違ェ…
世の中には得体の知れねェ個性持ったやつは山ほどいる。
どんだけ実力があったって、無理な時は無理だ。
だから俺や、SK、他のヒーローがいる。
そのこと忘れんな。
ずっと言ってっけど、お前は1人じゃねェんだ。」
『ｯ…
でも、ね……爆豪く…私、は…アイツに……ｯ』
「もういい、それ以上喋んな。
……アイツは死んでも許さねェ。」
ｷﾞｭｳｳｯ…とキツく抱き締めてくる爆豪くん。
その時、初めて気づいた。
爆豪くんも震えていることに。
それはきっと、恐怖とかよりも多分
抑えきれない怒り。
「許さねェ…ｯ
俺以外の男がコイツに触れとんじゃねェぞ……ｯ！」
『ばくご、く…』
「Aの声も、体も、全部俺のモンだ。」
『ｯ…！』
……こんな状況なのに
そんなことを言う爆豪くんに、恥ずかしさと同時に
これほどまでにない喜びを噛み締めている。
『……嫌いに、なってないの…？』
「…は？
なるわけねェだろ。」
『だって…
悲しい思い、させたから……ｯ』
そう言うと、爆豪くんはしばらく黙った後
「…どこ、触られた。」
静かにそう呟いた。
「……まさか、キスはされてねェだろうな？」
『……。』
思わず黙ってしまったのが最後、爆豪くんがｷﾞﾘｯ！と歯を鳴らしたかと思えば
「ふざけんな……ｯ」
ｶﾞﾌﾞﾘと強引に私の口を塞ぐ。
息をする暇もないくらい、激しくて長くて乱暴なキス。
そんなキスされたことなくて、怖くて思わず涙が頬を伝った。
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まなみ(プロフ) - いや、ケミィ先輩めちゃくちゃイイ女…！！そして、士傑メンツとのシーンが予想外に好きでした！士傑メンツの口調とかやりとりのリアリティが！そして、言わずもがな。リアリティさ残しながらもほぼほぼ出来上がり過ぎてるくらいの溺愛具合の爆豪くん最強です。 (2023年3月14日 18時) (
レス) @page50 id: 33510eeae8 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃっぱ(プロフ) - なな姫さん» お待たせいたしました…！！！きっとあの2人は何年経っても、死んだ先でも、仲良くなることはないんでしょうね…最高だ(?) (2022年12月22日 22時) (レス) id: e4dea0e6c8 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃっぱ(プロフ) - なつとんさん» いい加減デートさせんとダメですからねっっ！！！！♡(?)かっちゃんと旅行行きてぇな… (2022年12月22日 22時) (レス) id: e4dea0e6c8 (このIDを非表示/違反報告)
なな姫(プロフ) - 士傑高校の回！！待ってました！！！相変わらずのかっちゃんと肉倉先輩で萌える♥♥ (2022年12月21日 8時) (レス) @page50 id: d61250ad0a (このIDを非表示/違反報告)
なつとん(プロフ) - ちゃっぱさん» 目指しましょう…！！旅行！！旅行だ！！待ってました！ (2022年12月21日 0時) (レス) @page50 id: d157acdb5e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちゃっぱ195
| 作成日時：2022年9月26日 19時
