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思わず見惚れていると「ふふ…」なんて笑われる。
「あんまり見られると照れちゃいます。」
恥ずかしそうに言った彼に、心臓を鷲掴みにでもされた気分だ。
爆豪くんがいるというのに、私という女はなんて不純なんだ…ｯ！
「シャイニー、さん…ですよね？
会えて嬉しいです。」
なんて優しい青年だ…
ワインをぶっかけた私に対して、笑顔で手を差し出してくれる…寛大すぎる。
「…あ、それよりも。
大丈夫ですか？」
『わ、私は大丈夫です！！！
早く汚れ落としに行きましょう…！』
「や、違くて。」
会場の外に連れて行こうとすれば、それを阻止した彼がある方向を指差す。
その先を辿れば、爆豪くんとあの女優さんが密着している光景が広がる。
「ダイナマイト、シャイニーさんの彼氏ですよね？
大丈夫なんですか？」
『…大丈夫です！
私たちはヒーローです。皆さんをお守りするのが
勤めですから。』
この先、こういうことも増えるんだろうな…そう思えば、いい練習だ。
自分がやるべきことに集中してさえいれば大丈夫…なんて、ただの強がりで。
でもそれを表に出してしまえば、私はヒーローでもなんでもなくなる。
だから……
「僕だったら、例えそれが仕事であっても嫌ですね。
俳優とか、ヒーローとか以前に、1人の人間なので。」
結構…大胆なことを言う人なんだな、意外だ。
テレビに映る人っていうのは、一つの些細な発言だけでどうにでもなってしまうから、特にこういう話題に対しては慎重に言葉選びをする必要がある…はずなんだけど。
でも…その言葉が、今の私には結構刺さった。
「…でも、いい機会ですね。」
『え？』
「よろしければ僕がエスコートしますよ。
いかがですか？」
『……えっ？！』
そう言った彼が私に、組めと言わんばかりに腕を差し出してくる。
こ、こんな王子様みたいな人にエスコートされるの…？
夢みたい…！…なんて浮かれるけど、ダメだ…私には爆豪くんが……
それに…私にはやるべきことがある。
この会場内に潜んでいると思われる犯人を見つけ出して捕まえなければならない。
ここで油を売るわけにはいかない……んだけど。
ﾁﾗｯ…
……背を向けてこっちの状況に気づく様子もなく、彼女と距離が近いまま。
『…それじゃあ、お願いします。』
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まなみ(プロフ) - いや、ケミィ先輩めちゃくちゃイイ女…！！そして、士傑メンツとのシーンが予想外に好きでした！士傑メンツの口調とかやりとりのリアリティが！そして、言わずもがな。リアリティさ残しながらもほぼほぼ出来上がり過ぎてるくらいの溺愛具合の爆豪くん最強です。 (2023年3月14日 18時) (
レス) @page50 id: 33510eeae8 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃっぱ(プロフ) - なな姫さん» お待たせいたしました…！！！きっとあの2人は何年経っても、死んだ先でも、仲良くなることはないんでしょうね…最高だ(?) (2022年12月22日 22時) (レス) id: e4dea0e6c8 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃっぱ(プロフ) - なつとんさん» いい加減デートさせんとダメですからねっっ！！！！♡(?)かっちゃんと旅行行きてぇな… (2022年12月22日 22時) (レス) id: e4dea0e6c8 (このIDを非表示/違反報告)
なな姫(プロフ) - 士傑高校の回！！待ってました！！！相変わらずのかっちゃんと肉倉先輩で萌える♥♥ (2022年12月21日 8時) (レス) @page50 id: d61250ad0a (このIDを非表示/違反報告)
なつとん(プロフ) - ちゃっぱさん» 目指しましょう…！！旅行！！旅行だ！！待ってました！ (2022年12月21日 0時) (レス) @page50 id: d157acdb5e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちゃっぱ195
| 作成日時：2022年9月26日 19時
