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「どーした」
『…ほっといてください。』
爆豪くんは本当に、私の状況を察知するのが早い。
そのまま寝室に行って頭から布団を被れば、お風呂上がりの上半身裸のまま後を追ってくる。
「原因は俺か。俺以外ねェな？」
『……バカ。』
「さっきからそれしか言わねぇな。」
そう言って、布団越しに私を後ろからギュッと抱きしめてくる。
それを振り解こうと膝を後ろに突き出せば「ｯ…テメェ…！」…見事に直撃したっぽい。
「…悪ィ。
言ってくれねェと…心当たりがねぇんだわ。」
…わかってる。
爆豪くんはそんなことしないってことくらい。
わかってるんだよ…
でも…頭ではわかってても、心が…感情が……あの時と同じ感覚で…蘇ってきて止められないの…
『ｯ…わ、たしのこと…好き、だよね…？』
これじゃあメンヘラみたいだ。
自分が面倒くさいことをしてるってわかってる。
だけど…今は……ｯ
「！
好きに決まってんだろ。
オイ、マジで何があった。」
爆豪くんは私の前に来ると、布団の隙間から私の顔を覗いてくる。
その顔は焦っていて
爆豪くんはいつだって私にちゃんと想いを伝えてくれてるのに…疑ってる自分がバカみたいに思えてくる。
『…何でもない。』
「それは無理があんだろ、馬鹿か。
……俺が、お前の浮気疑ったことか？
…信用してねぇってことじゃねぇ。
だけど…それでお前を傷つけたんたら悪かった。」
『違う…私……爆豪くんが浮気してるんじゃないかって…
"また"爆豪くんに必要とされなくなるんじゃないかって思ったら……ｯ』
言葉にすると同時に、声は震えて、鼻の奥がツンとして、目の奥が熱くなってくる。
嫌な記憶が次々に蘇ってきて…あぁ…嫌だ……止まって…ｯ
もう忘れたつもりだったのに…なんで今…
その瞬間、ｷﾞｭｳｯ…と爆豪くんに包み込まれる。
キツく、苦しいくらいに抱き締めてくるから、喉から変な音が出た。
『ば、くご…く…くる、し…っ』
「ふざけんな…ｯ！
冗談でもそんなこと考えんな！
俺が………どんだけお前に依存しとると思ってんだ…ｯ
頼むから…そんなこと二度と考えんな……」
私なんかよりも震えた声で、怒りと悲しみを含んだ声色。
…そうだよ。
"あの時"のことは、私なんかより、目の前の彼の方がずっっ…と忘れられないトラウマになってるんだよ。
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まなみ(プロフ) - いや、ケミィ先輩めちゃくちゃイイ女…！！そして、士傑メンツとのシーンが予想外に好きでした！士傑メンツの口調とかやりとりのリアリティが！そして、言わずもがな。リアリティさ残しながらもほぼほぼ出来上がり過ぎてるくらいの溺愛具合の爆豪くん最強です。 (2023年3月14日 18時) (
レス) @page50 id: 33510eeae8 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃっぱ(プロフ) - なな姫さん» お待たせいたしました…！！！きっとあの2人は何年経っても、死んだ先でも、仲良くなることはないんでしょうね…最高だ(?) (2022年12月22日 22時) (レス) id: e4dea0e6c8 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃっぱ(プロフ) - なつとんさん» いい加減デートさせんとダメですからねっっ！！！！♡(?)かっちゃんと旅行行きてぇな… (2022年12月22日 22時) (レス) id: e4dea0e6c8 (このIDを非表示/違反報告)
なな姫(プロフ) - 士傑高校の回！！待ってました！！！相変わらずのかっちゃんと肉倉先輩で萌える♥♥ (2022年12月21日 8時) (レス) @page50 id: d61250ad0a (このIDを非表示/違反報告)
なつとん(プロフ) - ちゃっぱさん» 目指しましょう…！！旅行！！旅行だ！！待ってました！ (2022年12月21日 0時) (レス) @page50 id: d157acdb5e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちゃっぱ195
| 作成日時：2022年9月26日 19時
