105話 ページ8
ホークスはあの時の宣言通り、私を独りになんてさせなかった。
任務で疲れ果てていたところに、
ﾄﾞｻｯ！
『うわっ！』
「ちゃんと食ってる〜？
これ俺と食べよ。」
『お腹すいてないんで。』
「じゃあ一口だけでもっ」
『んぐっ！』
とか、
「それ、俺とペアじゃダメっすか？」
『ホークス？！なんでここに…』
「今、個人的にチームアップお願いしてまして。
右腕がいなくなると困るんすよ〜」
ホークスとチームアップを組んでいる最中にも、公安直々の任務を依頼されると、ホークスはそうやって気がつけば私の隣に立っている。
もはや怖い、速すぎてわかんないから。
『いったた……はぁ…あの敵許さん。』
「ここ最近で傷増えたねぇ。
可愛い顔が台無しだ。」
『さらっとときめくこと言わないでもらっていいですか？
それ許されるの爆豪くんだけなんで。』
「あっはは！
今の爆豪くんに聞かせてあげたいなぁ！」
えぇほんと、これでもかというほど聞かせてやりたい。
やっぱり私はどこにいても、誰といても
爆豪くんのことしか眼中にないってことを。
ﾋﾟﾄｯ
突然、グローブをつけた手が私の頬に触れた。
『だから、爆豪くん以外の人が私に気安く触んないでください。』
「どう？俺がいると寂しさ軽減されてる？」
『………根本的なものは変わんないですよ。
ただ、独りで爆豪くんのことを考えすぎる時間が減ったという点では助かってます。』
「うん、俺の役割はそれだから。
少しでも意識が他にいく時間が増えたならよかった。」
…ほら、そうやって予告もなしに穏やかな笑みを見せてくる。
私じゃなきゃコロッと落ちてるね。
「ほんと、早く目覚めるといいよね。」
『……眠り姫を起こすみたいに、キスでもしたら起きますかね。』
「やってみたら？」
『冗談ですよ。
そもそもあそこは親族以外入室禁止だし。』
なんて話しながら、私たちは薄暗い廊下を歩いて行っている。
次の任務地はこの先にある。
ホークスの本命任務がこの先に…
「スパイは初めて？」
『先日、二日間ほどしたのが初めてです。』
「今回は結構かかるよ。
長引けば一ヶ月とかもあるかも。
失敗すれば大勢の人間が死ぬと思って。」
『…わかってます。』
その言葉と共に、ホークスは重たい扉を開けた。
爆豪くん…私、頑張るよ。
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あめみや(プロフ) - め"っ"ち"ゃ泣け"ま"す"(;_;)か"っ"ち"ゃん"ん〜〜 (4月28日 17時) (
レス) @page37 id: a179dcb416 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃっぱ(プロフ) - あおいさん» はじめまして…！♡一言だけどおっしゃらず、おっっもたいお言葉送っていただいても大丈夫ですよ？およよ？(調子乗んな)嬉しいです…ありがとうございます…！(泣) (2022年9月26日 19時) (レス) id: 12eaed4cf4 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃっぱ(プロフ) - しろごまさん» ここまで読んでくださり、本当にありがとうございました…！(泣)駆け足気味だったかな…？と思いつつ、かっちゃんの心境の変化、それに伴う行動の変化を書くことができて安心しております(^^)そう言っていただけて嬉しいです(泣)ありがとうございます！！ (2022年9月26日 19時) (レス) id: 12eaed4cf4 (このIDを非表示/違反報告)
あおい(プロフ) - はじめましてなんですけど一言だけ失礼します…最高かよぉー！！！ (2022年9月20日 22時) (レス) @page50 id: 01cd2e0a3b (このIDを非表示/違反報告)
しろごま - 完結お疲れ様でした！最初は爆豪…って思ってたんですけど、続編まで行くとシャイニーちゃぁぁんー（号泣)になって、最後はもうほんとに二人共可愛すぎて言葉にならなかったです！とにかくほんとに面白い作品でした！他作品の更新応援してます！長文失礼しました💦 (2022年9月19日 19時) (レス) @page50 id: 4dc97dea49 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちゃっぱ195
| 作成日時：2022年8月3日 0時
