132話 ページ42
『爆豪くんのこと好きだよ。』
「ん…わーっとる。」
『…不安にさせてごめんね。』
「なんでお前が謝っとんだ。
…元はと言えば"全部"俺が悪ぃんだろ。」
そうだ、この人はそういう人だった。
自分のことは自分で責任を持つ。
一生、気にし続けるんだろな…
私はもう大丈夫なのに。
大丈夫にしてくれたのは、紛れもなく爆豪くん自身なのに。
『…よいしょ。』
「あ？」
『はい、こっち向いて。』
爆豪くんと向かい合うように体の向きを変えて座り直して、顔を両手で挟んで上を向かせた。
ﾁｭｯ…
「………は？」
一瞬だけ触れた唇が離れると同時に、爆豪くんは口をあんぐり開けて私を見る。
……うわ、いざ自分からこうしてやってみるとめちゃくちゃ恥ずかしい…っ
思わず顔を爆豪くんの肩に埋めたら、息を吐いて笑われた。
「自分から仕掛けといてそれかよ。」
『うぅ…恥ずかしい……』
「はぁ………クソだなテメェは。」
『ひ、酷い…！』
思わず顔を上げれば、待ってましたと言わんばかりの爆豪くんがいて、そのまま顎を掴まれる。
熱を帯びた目
「クソ可愛いっつー意味だわバーカ。」
そのまま掬われるようにキスをされて。
しばらくして唇が離れたかと思えば、ギラついた目で私を見ていて。
そのまま流れるように、何度も、何度も角度を変えて重ねてくるから、色々耐えられなくて胸板を叩くけど離してなんかくれない。
『ね…ちょ……んっ…待っ…』
「っ…口、開けろ。」
『え……ぁ…んんっ…！』
熱い舌が口内を支配して、掻き乱してくる
苦しいけど気持ちよくて、思わず溢れてきた涙を爆豪くんは優しく親指で拭ってくれる。
「は…っ
……なァ、A。」
吐いた熱い息が私の耳を掠めてぞわりとする。
私の背中に両腕を回してｷﾞｭｳｯ…と抱き締めた爆豪くん。
「…優しくすっから抱かせろ。」
『〜ｯ』
…それで爆豪くんが安心できるなら。
『……お風呂入ってから…ね。』
平常心を保つための私の言葉に、爆豪くんは嬉しそうに微笑むと「じゃあまずこの割れた食器拾わねぇとな。」と私を膝から下ろして一人破片を拾い始めた。
手伝おうとしたら「触んな危ねぇ」って睨まれたから、私は食器を洗うことにしよう。
……にしても、ずっとドキドキが止まらないのだが。
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あめみや(プロフ) - め"っ"ち"ゃ泣け"ま"す"(;_;)か"っ"ち"ゃん"ん〜〜 (4月28日 17時) (
レス) @page37 id: a179dcb416 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃっぱ(プロフ) - あおいさん» はじめまして…！♡一言だけどおっしゃらず、おっっもたいお言葉送っていただいても大丈夫ですよ？およよ？(調子乗んな)嬉しいです…ありがとうございます…！(泣) (2022年9月26日 19時) (レス) id: 12eaed4cf4 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃっぱ(プロフ) - しろごまさん» ここまで読んでくださり、本当にありがとうございました…！(泣)駆け足気味だったかな…？と思いつつ、かっちゃんの心境の変化、それに伴う行動の変化を書くことができて安心しております(^^)そう言っていただけて嬉しいです(泣)ありがとうございます！！ (2022年9月26日 19時) (レス) id: 12eaed4cf4 (このIDを非表示/違反報告)
あおい(プロフ) - はじめましてなんですけど一言だけ失礼します…最高かよぉー！！！ (2022年9月20日 22時) (レス) @page50 id: 01cd2e0a3b (このIDを非表示/違反報告)
しろごま - 完結お疲れ様でした！最初は爆豪…って思ってたんですけど、続編まで行くとシャイニーちゃぁぁんー（号泣)になって、最後はもうほんとに二人共可愛すぎて言葉にならなかったです！とにかくほんとに面白い作品でした！他作品の更新応援してます！長文失礼しました💦 (2022年9月19日 19時) (レス) @page50 id: 4dc97dea49 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちゃっぱ195
| 作成日時：2022年8月3日 0時
