131話 ページ41
『帰ってきた…我が家…！』
何よりも先にベッドに身を投げ出せば一気に睡魔が襲ってくる…落ち着くなぁ……
「飯が先だろうが。」
『こっちまで着いてきてくれてありがとねぇ。』
「テメェ一人にしたら何すっかわかんねぇからな。」
そう言いながらキッチンに向かう爆豪くんの後ろをついて行って、『本当は私と一緒にいたいからでしょお？』なんて茶化しに行く。
まあ、怒られるのがオチだから……
「………そーだよ、文句あんのかコラ。」
『……………爆豪くん、私を追いかけ始めてから
かなり甘い人になりましたね？』
爆豪くんが耳をほんのり赤く染めるから、こっちまでなんだか熱くなってきた。
料理している背中に抱きつけば「危ねぇからあっち行ってろ。」なんて言うくせに、自分のお腹に巻きついた私の腕を掴んで離さないし。
『…好き。』
「ｯ…テメェあんま煽んじゃねぇぞ。」
『あー！離さないでぇ！！』
「いいからあっち行ってろ！！！」
大人しく椅子に座って待ってたら、どんどん机に美味しそうなご飯が置かれていく。
リアルによだれ出そう…
前に座った爆豪くんに顔見て笑われた。
『…これだよこれ…！
美味しい…幸せ……』
「俺の飯食いたいって言ったのに、お前しばらく
起きねぇし、ずっと病院だし、ようやく食わせれたわ。」
『あ…』
…覚えてくれてたんだ、あの時の会話。
まあ爆豪くんから仕掛けてきた会話ではあるけど…そっか…
そのこと気にしてくれてたのか……
『…爆豪くんのこと好きになって本当によかった。』
ｶﾞｼｬﾝｯ
『え！だ、大丈夫？！』
突然、手に持っていた茶碗を落とした爆豪くん。
席を立って慌てて駆け寄るけど微動だにもしない。
『足に破片刺さって動けない？！
待ってね！今………うわっ？！』
踵を返した私の腰に手を伸ばしてきて、そのまま引き寄せられるように、椅子に座る爆豪くんの膝の上に乗せられて
ｷﾞｭｳｯ…
『…あ、の……爆豪、くん？』
話しかけても何も言わない、ただ私のうなじに顔を擦り寄せて抱き締めてくるだけ。
こ、この体勢…結構恥ずかしいんだけど…
「お前に…そう言ってもらえてよかった…」
それは弱々しい声だった。
その瞬間に私は悟った。
想いが通じあってからも、爆豪くんはどこか不安だったんだ。
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あめみや(プロフ) - め"っ"ち"ゃ泣け"ま"す"(;_;)か"っ"ち"ゃん"ん〜〜 (2023年4月28日 17時) (
レス) @page37 id: a179dcb416 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃっぱ(プロフ) - あおいさん» はじめまして…！♡一言だけどおっしゃらず、おっっもたいお言葉送っていただいても大丈夫ですよ？およよ？(調子乗んな)嬉しいです…ありがとうございます…！(泣) (2022年9月26日 19時) (レス) id: 12eaed4cf4 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃっぱ(プロフ) - しろごまさん» ここまで読んでくださり、本当にありがとうございました…！(泣)駆け足気味だったかな…？と思いつつ、かっちゃんの心境の変化、それに伴う行動の変化を書くことができて安心しております(^^)そう言っていただけて嬉しいです(泣)ありがとうございます！！ (2022年9月26日 19時) (レス) id: 12eaed4cf4 (このIDを非表示/違反報告)
あおい(プロフ) - はじめましてなんですけど一言だけ失礼します…最高かよぉー！！！ (2022年9月20日 22時) (レス) @page50 id: 01cd2e0a3b (このIDを非表示/違反報告)
しろごま - 完結お疲れ様でした！最初は爆豪…って思ってたんですけど、続編まで行くとシャイニーちゃぁぁんー（号泣)になって、最後はもうほんとに二人共可愛すぎて言葉にならなかったです！とにかくほんとに面白い作品でした！他作品の更新応援してます！長文失礼しました💦 (2022年9月19日 19時) (レス) @page50 id: 4dc97dea49 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちゃっぱ195
| 作成日時：2022年8月3日 0時
