119話 ページ22
結局、私は最後までP-Zさんのことがわからなかった。
彼の個性も
好きな食べ物も
鎮痛剤を飲む意味も
何一つ
最後になるかもしれないからとP-Zさんを探したけど、こんな時に限って全然見つかんないし。
…まあ、いいや。
これ以上、敵である彼にのめり込んではいけない。
それに…別れはもう済ませたはずだ。
ここから先は何があっても"ヒーロー"と"敵"
もう、彼の優しさも情けも通用しない。
失敗は許されない。
「"シャイニー、そっちの状況は？"」
『いつでもいけます。』
ホークスがあの扉の内側に突入する役割
私は、
「なんだ？一体何が始まるってんだ。」
「おい、誰の命令でここに集まったんだ？」
「誰って、お頭だろ？」
「何言ってんだお前。
今この時間、お頭は……」
ｶﾞﾁｬﾝｯ!!!
私は、残党の敵全員を一掃する役。
固く閉ざされた鉄の扉に、敵たちは一斉静まった。
「…テメェ、やっぱ裏切りやがったな。」
鋭い視線に囲まれる。
刃物や銃、もしくは個性を出そうと全ての敵が構える。
その輪の中心に私はいた。
『裏切ってなんかないです。
最初からその気でいたんだから。』
「この野郎…ｯ！」
「お前なんかがヒーロー名乗ってんじゃねぇぞ！」
「ヒーローはどこまでも汚ぇ！」
そんな言葉から始まって、どんどん私に罵声を浴びせる。
あー…なんだろう。
これっぽっちも傷つかないや。
こういう時…君ならこう言うんだろうな。
『…ザコは黙って寝てろ。』
ねぇ、爆豪くん。
「アイツを殺せ！！！」
最強コンビの名に恥じないように、私頑張るよ。
ｷﾗｯｯ!!!
「ま、眩し…ｯ！」
『私はヒーロー【シャイニー】
私の輝きに着いてこられないなら大人しく倒れていて。』
何とでも言えばいい。
顔が敵みたいだとか
ヒーローは汚いだとか
真っ白な正義なんてこの世には存在しない
敵にとって私たちは悪で
私たちにとって敵は悪だ。
誰かの目には綺麗に映っても
誰かの目にはこうして汚く映る。
私たちヒーローは
ルールを破って、街を、日本を、世界を脅かすような人を許さない
みんなの笑顔を奪う人を
私は許さない
分かり合う気がないのなら
私は容赦しない。
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あめみや(プロフ) - め"っ"ち"ゃ泣け"ま"す"(;_;)か"っ"ち"ゃん"ん〜〜 (2023年4月28日 17時) (
レス) @page37 id: a179dcb416 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃっぱ(プロフ) - あおいさん» はじめまして…！♡一言だけどおっしゃらず、おっっもたいお言葉送っていただいても大丈夫ですよ？およよ？(調子乗んな)嬉しいです…ありがとうございます…！(泣) (2022年9月26日 19時) (レス) id: 12eaed4cf4 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃっぱ(プロフ) - しろごまさん» ここまで読んでくださり、本当にありがとうございました…！(泣)駆け足気味だったかな…？と思いつつ、かっちゃんの心境の変化、それに伴う行動の変化を書くことができて安心しております(^^)そう言っていただけて嬉しいです(泣)ありがとうございます！！ (2022年9月26日 19時) (レス) id: 12eaed4cf4 (このIDを非表示/違反報告)
あおい(プロフ) - はじめましてなんですけど一言だけ失礼します…最高かよぉー！！！ (2022年9月20日 22時) (レス) @page50 id: 01cd2e0a3b (このIDを非表示/違反報告)
しろごま - 完結お疲れ様でした！最初は爆豪…って思ってたんですけど、続編まで行くとシャイニーちゃぁぁんー（号泣)になって、最後はもうほんとに二人共可愛すぎて言葉にならなかったです！とにかくほんとに面白い作品でした！他作品の更新応援してます！長文失礼しました💦 (2022年9月19日 19時) (レス) @page50 id: 4dc97dea49 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちゃっぱ195
| 作成日時：2022年8月3日 0時
