117話 ページ20
夜風が頬を撫でる
今日も営みを終えた人々が、夢の世界に行くために次々と明かりを消していく
そんな街のとある建物の屋上
こうしてここで1人、ぼんやりと個性を発動して光りながら座っていると、空からはどんな風に見えるのだろう。
「何考えてんの？」
『……大したことじゃないです。』
"『…ねぇ、P-Zさん。
あなたはどうして、いつも私の"ヒーローとして"の行動を見逃してくれるの。』"
"「…理由は山ほどある。
それは"まだ"言えない。
でも、これだけは言える。
___アンタのことが好きだから。」"
私の上に覆い被さる彼が
あまりにも愛おしそうに、だけど少し切そうに笑うから
頭の撫で方が、あまりにもそっくりだから
爆豪くんに。
だから、近づいてくる綺麗な顔を私は拒むことができなかった。
「へぇ、P-Zくんと一線越えちゃった？」
ホークスはそう言って私を煽るように笑う。
『一線…越えたことになるんですか、キスだけで。
……いや、越えてるか。
だって、私には爆豪くんがいる。
それなのに……』
……どこまでが浮気のラインかは人によるけどさ、
キスはもう完全にアウトでしょ。
爆豪くんに顔向けなんてできない
魔が差した、なんて言えるわけがない。
そう、それほどの大罪を私は犯 しているのに
「……そのわりには随分と平気そうな顔だね。」
『…こんな自分、知りたくなかった。
でも…感じてないんです、罪悪感を。』
P-Zさんとキスをしてしまった時
一番に"感じた"のは爆豪くんだった。
爆豪くんとキスをしてるって、感じてしまったから。
「目に見えるものだけが真実じゃない。」
『……ホークス、何か知ってるんですか？』
「で、君が発見してくれた扉の内側の件だけど、」
『話変えないでください。』
「だって怒られるのやだもん。」
『誰にですか！』
ホークスの考えてることってほんとわからない。
私がそっぽを向けば困ったような笑い声が聞こえた。
「…とりあえず、決行は明後日。
何一つ失敗は許されない。」
『……これが終わって無事に帰れたら、
爆豪くんが起きて待ってますかね。』
「ふはっ…！
だといいね。」
『は？何で笑ったんですか！』
緊張感もクソもない…！
結局、ホークスは最後まで私の問いに何一つ答えてはくれなかった。
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あめみや(プロフ) - め"っ"ち"ゃ泣け"ま"す"(;_;)か"っ"ち"ゃん"ん〜〜 (4月28日 17時) (
レス) @page37 id: a179dcb416 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃっぱ(プロフ) - あおいさん» はじめまして…！♡一言だけどおっしゃらず、おっっもたいお言葉送っていただいても大丈夫ですよ？およよ？(調子乗んな)嬉しいです…ありがとうございます…！(泣) (2022年9月26日 19時) (レス) id: 12eaed4cf4 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃっぱ(プロフ) - しろごまさん» ここまで読んでくださり、本当にありがとうございました…！(泣)駆け足気味だったかな…？と思いつつ、かっちゃんの心境の変化、それに伴う行動の変化を書くことができて安心しております(^^)そう言っていただけて嬉しいです(泣)ありがとうございます！！ (2022年9月26日 19時) (レス) id: 12eaed4cf4 (このIDを非表示/違反報告)
あおい(プロフ) - はじめましてなんですけど一言だけ失礼します…最高かよぉー！！！ (2022年9月20日 22時) (レス) @page50 id: 01cd2e0a3b (このIDを非表示/違反報告)
しろごま - 完結お疲れ様でした！最初は爆豪…って思ってたんですけど、続編まで行くとシャイニーちゃぁぁんー（号泣)になって、最後はもうほんとに二人共可愛すぎて言葉にならなかったです！とにかくほんとに面白い作品でした！他作品の更新応援してます！長文失礼しました💦 (2022年9月19日 19時) (レス) @page50 id: 4dc97dea49 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちゃっぱ195
| 作成日時：2022年8月3日 0時
