135話 ページ45
爆豪くんは逆に緊張とかしないのだろうか。
そう思って爆豪くんの顔を見上げた。
真っ直ぐに前を見つめる鋭い眼差し
その奥には確かな野望が込められていて
どこまで前を、上を、彼は目指し続けているんだろうか。
私が口を開くよりも先に、爆豪くんは私が握った手を繋ぎ直すと、グッ…と力を込めた。
……あぁ、爆豪くんも緊張してるんだ。
「A」
「さぁ！いよいよTOP10の発表です！！！」
『あ、ついにくるよ…！TOP10のはっぴょ…』
「お前に会えてよかった。」
『…………へ？』
……今、なんて？
歓声が沸く中、確かに聞こえた言葉に横を向けば、今度は真っ直ぐに私を見ていた。
なんで…今そんなことを……？
…あっ！私の緊張をほぐすため？！
だとしても！！
………だとしても…さ。
私が困ってるいることに気がついたんだろう、爆豪くんはどこか罰が悪そうに口角を上げた。
「俺の人生にお前が乱入してきたことに感謝してんだよ。」
『……なにそれ。
というより…急にどうしちゃったのさ。』
「俺の目標は相変わらずNo.1ヒーローになることだ。
No.1っつーことに憧れた。
そんだけ強ェヒーローってことだからな。」
…何が言いたいの。
そんな中でもランキングの発表は続いていく。
6位まできて、次からはいよいよTOP5。
私も爆豪くんも、まだ呼ばれていない。
「ずっと…ここ最近考えてたことがある。」
『……といいますと？』
「"今の俺"がNo.1になるための理由
No.1になるって意味」
「No.5は
ウィングヒーロー【ホークス】！！！」
『え…あ……え？
ホークスが5位？！』
爆豪くんの言っている言葉に私は着いて行こうとするものの、聞こえてきたまさかの名前に意識を逸らさざるを得なかった。
ホークスは「前回から順位を落として、惜しくも5位という結果ですが、一言お願いします！」というアナウンサーに面倒くさそうにしながらマイクを受け取った。
「俺、別にそんな順位とか気にしてないんだけどなぁ。
休めばよかったかな。」
『……うわ、相変わらずだ。』
「そこの君ぃ〜聞こえてるよ。」
『ゲッ』
明らかに私を指差したホークスがニヤリと笑ってきやがる…くそぅ、なぜバレた。
爆豪くんはそれを見た瞬間「…んとにAのこと好きだなァ？」って牙剥き始めるし。
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あめみや(プロフ) - め"っ"ち"ゃ泣け"ま"す"(;_;)か"っ"ち"ゃん"ん〜〜 (2023年4月28日 17時) (
レス) @page37 id: a179dcb416 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃっぱ(プロフ) - あおいさん» はじめまして…！♡一言だけどおっしゃらず、おっっもたいお言葉送っていただいても大丈夫ですよ？およよ？(調子乗んな)嬉しいです…ありがとうございます…！(泣) (2022年9月26日 19時) (レス) id: 12eaed4cf4 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃっぱ(プロフ) - しろごまさん» ここまで読んでくださり、本当にありがとうございました…！(泣)駆け足気味だったかな…？と思いつつ、かっちゃんの心境の変化、それに伴う行動の変化を書くことができて安心しております(^^)そう言っていただけて嬉しいです(泣)ありがとうございます！！ (2022年9月26日 19時) (レス) id: 12eaed4cf4 (このIDを非表示/違反報告)
あおい(プロフ) - はじめましてなんですけど一言だけ失礼します…最高かよぉー！！！ (2022年9月20日 22時) (レス) @page50 id: 01cd2e0a3b (このIDを非表示/違反報告)
しろごま - 完結お疲れ様でした！最初は爆豪…って思ってたんですけど、続編まで行くとシャイニーちゃぁぁんー（号泣)になって、最後はもうほんとに二人共可愛すぎて言葉にならなかったです！とにかくほんとに面白い作品でした！他作品の更新応援してます！長文失礼しました💦 (2022年9月19日 19時) (レス) @page50 id: 4dc97dea49 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちゃっぱ195
| 作成日時：2022年8月3日 0時
