111話 ページ14
「うん、それで？」
『今のところ、これといった証拠は見当たりません。
引き続き捜査を続けます。』
「了解。くれぐれも気をつけてね。」
P-Zさんが他の敵に呼ばれて近くにいない間に、私はなんとか隙を見てホークスに連絡を取れた。
盗聴器やGPSが取り付けられていないのを見る限り、今のところ強く警戒はされてないっぽい。
でもなぜだろう……数日前までトップヒーローをしてたって言っているにも関わらず、こんなに警戒が薄いなんてことある？
「何やってんすか。」
ﾋﾞｸｯ…！
『び、びっくりした……
も、もう会議は終えられて？』
「まあ。
相手はホークスっすか。」
『何のことですか？』
「すみません、深入りしかけました。」
そう言ったP-Zさんは至って無表情だけど、いつもに比べて少しだけ圧のある声色だった…気がする。
P-Zさん、気づいてはいたけど、勘も良いみたいだな…これは後々かなり厄介になりそうな予感。
『相手が完全にハズレだよ〜ホークスぅ……』
「どうしたんすか、早く行きますよ。」
『……はーい。』
薄暗い、不気味な廊下をP-Zさんの後ろで歩くのはもう慣れつつある。
でも、P-Zさん自体に慣れない。
掴みどころのない感じ
秘密主義で何もわからない
『あの、』
「はい。」
『好きな食べ物は何ですか？』
「は？」
『いや、あなたのこと何もわからないから。』
すると、前を歩いていたP-Zさんは立ち止まってこちらを振り返るなり、ジッと私を見つめてくる。
負けじと見つめ返し続けていると、観念したのか「はぁ…」とため息をついて、そしてガシガシと後頭部をかいた。
よし、勝った。
「……好きな食べ物は、」
『うんうん』
「……顔、近ぇよバカ。」
『え、あ……すみません、つい…
…って、いだだだだ！』
こ、この人…レディの顔面鷲掴みしてきやがった…！
抵抗しようと、その手首を掴んでギリギリと離した時に見えたP-Zさんの表情。
「ｯ……」
『……え、』
「あー……ほんっっと…タチ悪ぃ…」
すぐに額を抑えてしゃがみ込んでしまったけど、
耳まで赤かった。
今も。
嘘…あんな顔もするんだ……なんて驚くと同時に、
ｷｭﾝ…
いや、だから、は？
この前からP-Zさん相手に私ちょっと心動かされすぎじゃない？！
タチ悪いのはあなたの方だわ…！
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あめみや(プロフ) - め"っ"ち"ゃ泣け"ま"す"(;_;)か"っ"ち"ゃん"ん〜〜 (2023年4月28日 17時) (
レス) @page37 id: a179dcb416 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃっぱ(プロフ) - あおいさん» はじめまして…！♡一言だけどおっしゃらず、おっっもたいお言葉送っていただいても大丈夫ですよ？およよ？(調子乗んな)嬉しいです…ありがとうございます…！(泣) (2022年9月26日 19時) (レス) id: 12eaed4cf4 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃっぱ(プロフ) - しろごまさん» ここまで読んでくださり、本当にありがとうございました…！(泣)駆け足気味だったかな…？と思いつつ、かっちゃんの心境の変化、それに伴う行動の変化を書くことができて安心しております(^^)そう言っていただけて嬉しいです(泣)ありがとうございます！！ (2022年9月26日 19時) (レス) id: 12eaed4cf4 (このIDを非表示/違反報告)
あおい(プロフ) - はじめましてなんですけど一言だけ失礼します…最高かよぉー！！！ (2022年9月20日 22時) (レス) @page50 id: 01cd2e0a3b (このIDを非表示/違反報告)
しろごま - 完結お疲れ様でした！最初は爆豪…って思ってたんですけど、続編まで行くとシャイニーちゃぁぁんー（号泣)になって、最後はもうほんとに二人共可愛すぎて言葉にならなかったです！とにかくほんとに面白い作品でした！他作品の更新応援してます！長文失礼しました💦 (2022年9月19日 19時) (レス) @page50 id: 4dc97dea49 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちゃっぱ195
| 作成日時：2022年8月3日 0時
