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54話 ページ7

「チッ。どんだけお留守番してた俺達がテメェのために動いたと思ってんだァ。ア"ァ?」





超絶不機嫌過ぎて、部屋の空気最悪なんですけど…。



でも周りはもう慣れ過ぎたのか、あまり気にしていない様子だ。





だったら、今正座してお説教されてる私を誰か助けてくれてもよろしいのでは…?








「こっちは遊びでやってんじゃねェ。
テメェを守るために動いてんだ。」



『それはもう…重々承知しております。ハイ。』



「不死川、そこらへんにしておけ。
提案したのは胡蝶だ。責めるなら胡蝶にしろ。」






悲鳴嶼さんの言葉にすかさず反応をしました胡蝶さんは、引き攣るような笑みで、「ぶり返さないでいただいてもよろしいですか?」なんて拳をチラつかせて言った。






もう終わったことだし、やめましょうよ〜…。





結局私が解放されたのは1時間後で、部屋に戻った時には疲労がすごくて今にも眠ってしまいそうだった。






『……………もうすぐ秋か。』





初秋はいつもあの時のことを思い出すから嫌だ。




いつも笑顔だったお父さんの顔が、白く染まった顔を思い出すから。






"特殊部隊の突然死、ね。"







時透くんの言葉が聞こえてなかったわけじゃない。



むしろ、ちゃんと耳に入ってる。



そりゃそうだよね、持病なんて持ってないのに突然「あなたのお父さんが先日亡くなりました。」なんて言われても納得いかないよ。







…………警察の人で、何か知っている人がいるんじゃないだろうか。






ふと思いついてしまった私はベッドに沈めていた体を勢いよく起き上がらせた。






そうだ……そうだよ。


ただここで大人しく身を隠しているだけでいいの?私は。





ここでできることが他にあるんじゃないだろうか。





数年前の忌々しい思いを思い出してきた。





"A……逃、げろ…"









最後に聞いたお父さんの言葉はそれだけだった。









「え?数年前の事件の資料が見たい?」


『はい。特殊部隊の男性が死んだ未解決事件とかありません?』






胡蝶さんに聞けば「…あったとして、それをあなたに見せることは出来ません。」と言った。





『ですよねぇ…。』





何となくそんな気はしてた。


まあ、ただの一般人が事件の詳細が載った警察の資料なんて見れるわけがないって話で。





『自分でやるしかないかな〜。』




なんて思いながら、共同スペースにあるテレビをつけた。

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設定タグ:鬼滅の刃 , 冨岡義勇 , 警察   
作品ジャンル:ミステリー
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ちゃっぱ(プロフ) - 義勇と杏寿郎推しさん» と、冨岡さーん……!!すみません……!土下座でもなんでもしますのでどうかあの2人を責めないでください…いや、あの2人が100パー悪いっすね。締めちゃってください(え?)更新頑張ります^_^ (2021年7月19日 20時) (レス) id: 12eaed4cf4 (このIDを非表示/違反報告)
義勇と杏寿郎推し - 夢主は?外に出た?待て、俺は(外に)出るなって言った…。伊黒、宇髄謝罪しろ…。冨岡義勇だ。続き楽しみにしてる。 (2021年7月19日 19時) (レス) id: 2a3c5f3e4e (このIDを非表示/違反報告)
ちゃっぱ(プロフ) - 澪凪さん» ありがとうございます(泣)楽しみにしていただけていることがとても嬉しいです……更新頑張ります^_^ (2021年7月19日 14時) (レス) id: 12eaed4cf4 (このIDを非表示/違反報告)
澪凪(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです!!楽しみにしてます!! (2021年7月9日 21時) (レス) id: 279a2ef6a9 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃっぱ(プロフ) - 義勇と杏寿郎推しさん» むふふ…そう言っていただき私までなんだか嬉しいです^_^今日も推しが尊いってやつですね(え、) (2021年7月6日 8時) (レス) id: 12eaed4cf4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ちゃっぱ195 | 作成日時:2021年7月4日 2時

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