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49話 ページ2

「守るだぁ?!そのひょろっちい体で何が出来るってんだ!!

噂には聞いてるぜ。お前、特殊部隊の時透だろ?
強いからなぁ……だから俺たちは数と武器で相手してやるってわけさ。」






その男はニタニタと汚い笑顔を浮かべて、「見えるかよ坊ちゃん?この人数が!!!」とその人数の多さを見せつけてくる。




ざっと見ても、100人以上いるんじゃないのこれ……



そうだ…いくら時透くんでも、この人数相手じゃ………







「………で?」


「は?」





私には背中しか見えないから、今時透くんがどんな顔をしているのかはわからない。



だけど、少し顔を上げて目の前の男を見た途端、その男はビクッと肩を震わせた。







「だから何?
数集めたってさ、僕に当たんないと意味ないけど?」



「テメェ、何言って……」



「あれ?そのまま言わなきゃやっぱ馬鹿にはわからないか。





だから、それで僕に勝てるって思ってるの?」






その瞬間に、黒いスーツの中に飛び込んで行った時透くんは一瞬だった。



目で追えなかった、それくらい速くて、強い。






「クソッ……!話と違ぇじゃねぇか!あの野郎!!」


「何のこと?話って何?誰から何聞いたの?」


「や、やめろ!!」





それってまさか……内通者のこと……





「ヘヘッ、あいつ倒さなくたってテメェを捕まえればそれでオールオッケーだからな!」



『ちょ、離しなさいよ!!』






後ろから腕を掴まれて、拘束されそうになった時、時透くんが気付いてこちらを振り向くと一瞬のうちに男を気絶させた。




そしてそのまま私の背中を押すと、「2階の南口まで走って。」と耳元で囁かれた。





『え、だけど……閉まってるんじゃ……』


「そこに皆んなが待機してる。
だからそこまで言って叫んで。
大丈夫、助けてくれるから。」



『だけど時透くんは………ッ』





そう言えば、時透くんは私に初めて笑顔を見せると、
「僕を誰だと思ってるの。」と言って私の背中を思い切り押した。







………うん、わかった。



私は時透くんを信じよう。




そこから私は全速力で走り始めた。







______________________







言われてちゃんと目指してるんだけど、何せこのショッピングモール、リニューアルしちゃったから広くてたどり着かない。




そうは言っても、後ろから、なんなら別の道からも敵は追ってきているから止まるわけにはいかない。



誰も助けてくれない、自分で逃げるんだ。

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設定タグ:鬼滅の刃 , 冨岡義勇 , 警察   
作品ジャンル:ミステリー
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ちゃっぱ(プロフ) - 義勇と杏寿郎推しさん» と、冨岡さーん……!!すみません……!土下座でもなんでもしますのでどうかあの2人を責めないでください…いや、あの2人が100パー悪いっすね。締めちゃってください(え?)更新頑張ります^_^ (2021年7月19日 20時) (レス) id: 12eaed4cf4 (このIDを非表示/違反報告)
義勇と杏寿郎推し - 夢主は?外に出た?待て、俺は(外に)出るなって言った…。伊黒、宇髄謝罪しろ…。冨岡義勇だ。続き楽しみにしてる。 (2021年7月19日 19時) (レス) id: 2a3c5f3e4e (このIDを非表示/違反報告)
ちゃっぱ(プロフ) - 澪凪さん» ありがとうございます(泣)楽しみにしていただけていることがとても嬉しいです……更新頑張ります^_^ (2021年7月19日 14時) (レス) id: 12eaed4cf4 (このIDを非表示/違反報告)
澪凪(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです!!楽しみにしてます!! (2021年7月9日 21時) (レス) id: 279a2ef6a9 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃっぱ(プロフ) - 義勇と杏寿郎推しさん» むふふ…そう言っていただき私までなんだか嬉しいです^_^今日も推しが尊いってやつですね(え、) (2021年7月6日 8時) (レス) id: 12eaed4cf4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ちゃっぱ195 | 作成日時:2021年7月4日 2時

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