今日:16 hit、昨日:4 hit、合計:21,085 hit
小｜中｜大
さよなら世界 ページ25
.
どうしようもない恐怖を覚えた。
中庭での昼寝から目覚め、喉が渇いたから水を飲もうとキッチンに向かう途中、談話室が騒々しいのに気がついた。それは決して賑やかとは言い難い、不安や恐怖の入り交じったざわめきであった。
「どうかしたの。」
俺が聞くと、みんなは揃いも揃って口を噤んだ。
深刻な面持ちの監督の手によってついた、テレビ画面の向こう側のキャスターの口が実に恐ろしい報道を述べていて、それで初めて知った。
「巨大隕石...？」
これはアリスや至によるお金のかかったドッキリではないかと、そう疑おうとしたけれど、無理があった。
これが全て本当のことで、運命なのだとしたら。
＿＿＿俺は残りの24時間で、何をするべきだろう？
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 41人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：みん x他3人 | 作者ホームページ：https://mobile.twitter.com/awoike_3th
作成日時：2018年6月3日 20時
