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愛された色 ページ18
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彼女はまるで、色とりどりのこんぺいとうみたいだった。
初めて彼女を見た時、頭に浮かんだものがこんぺいとうだった。いろんな色があるこんぺいとう。それは、まるで彼女みたいだった。いろんな色になれる彼女が羨ましくて、それと同時に、惹かれていた。
彼女のおかげだ。高校の一匹狼と呼ばれた俺が周りのみんなと打ち解け、素直になれていったのは。
…それなのに、神様は俺たちのことを見守っていてはくれないようだ。
あと、24時間。
終わりを告げようとしているこの世界で、俺は最後の願いを唱えた。
＿＿Aと、せめて最後だけ、一緒にいたい。
見上げた空は、既に終わりの色を帯びていた。
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作者名：みん x他3人 | 作者ホームページ：https://mobile.twitter.com/awoike_3th
作成日時：2018年6月3日 20時
