１.バスジャック（５） ページ8
玲side
｢それで？さっきの呟きは何だったのかな？｣
…車内に入るなり,走り出すなり,いきなり質問攻めにあっております。
まあ,私が悪いけど。(笑)
なんて思っている間も結愛は言っている…。
だがしかし………だ。
そんな考えは一瞬にして飛んでしまい,代わりにふとあるものが目に飛び込んできた。
肩口に付いているモノ……
_それは"細長くて黒いモノ"だった_
『ん？何だ,それ……』
私は結愛に言うが……
｢…何のこと…？それより、さっきの呟きは何だったのかな？質問に取り敢えず答えて〜！てか,そんなにさっきの私って怖かった？｣
どうやら気付いていないようだ。
私は道から反れて車を止め,結愛の方へと向いた。そして,結愛の肩口に付いているモノを取って確認した。
(やはりそうか…)
私の考えていたモノと同じだった。
『……盗聴器,ねぇ…』
しかも,それはあのボウヤ(江戸川コナン)の仕掛けたと思われるモノ……。救出してもらった後にでも静かに付けたのだろう。
ﾊﾞｷｯ
ｼｭｯ ﾎﾞｯ
盗聴器を壊した後,私は結愛にモノを渡してまた煙草に火を付けて吸い始めた。
そして再び,車を走らせた。
｢！？と、盗聴器！？
うそ、仕掛けられてた…？ごめん、全然気づかなかった｣
結愛も気づかなかったということは,かなりボウヤは早く慎重に仕掛けられてたということか…。
『今度,１回顔を出しに行こう。このままではうまく動けないし,事件とかにも首を突っ込めないからね』
私がそう言うと結愛は｢…そうだね,そうしよう｣と言った。
が,その後結愛は私に鋭い眼差しを向けてこう言った。
｢…私に隠してることあるでしょ。隠しても無駄だからね…？だって,明らかにベルモットを見たときの顔が違ったから…。教えてくれない？｣
やはり結愛に見られていたか…。
まあ,なんか鋭い視線は感じていたけど……。
私は運転をしながら煙草を吸いながら、話始めた。
『実は私……
星矢家に引き取られる前にベルモットに１度だけ引き取られたことがあったの。
組織に変装して入ったけどそれは私の身を案じてのこと。…２年前に偽装死で抜けたが。
コードネームはシードル。
ベルモットさんやジンやあのお方のお気に入り,立場は特に無くてフリー。
ベルモットさんは私の命の恩人で協力者,だから私の味方だよ』
話したら納得してくれたけど……
その後しっかり説教を受けました…。
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暁証(プロフ) - 早乙女 明さん» ありがとうございます！これからもふたりで頑張って作品を作っていきますので、よろしくお願いします！！ (2017年8月8日 11時) (
レス) id: 9a244a2626 (このIDを非表示/違反報告)
早乙女 明(プロフ) - 宇宙陽華梨さんの作品ということもあって、この作品を観はじめましたが、暁証さんの作風も好きです。これからも頑張って下さい。 (2017年8月8日 11時) (レス) id: 7c73d234d6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：暁証&宇宙陽華梨 | 作者ホームページ：
作成日時：2017年6月16日 23時
