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1.バスジャック (4) ページ7

玲side


『飛ばすよ!』

カチャッ ギャギャギャッ


結愛から連絡を受けた私は速度を上げて,スピンをしながら首都高へ繋がる裏道へと入り,首都高へと入った。
てか,なんかさっき佐藤刑事っぽいのを見かけたけど,気にしないでおこう。



『割り込みしまーす!』

そして,車を(やっぱり佐藤刑事の車だった…)追い越して前に割り込んだ。
…やはり目の前にはジャックされたバスがいた。


ハイになっているためか,口調が随分と砕けているなぁ…自分でそう思う。




『(危ない…)煙草消しとこ』

キュッ キュッ

車を走らせる前から吸っていた煙草の火を消しながら運転していると,左耳につけたヘッドセットからコナン君の「よーく言うよ…」で始まるセリフが聞こえた。





まあ相変わらず展開が早いこと,早いこと。
花の1つでも贈ってあげたいねぇ。
まあ皮肉を込めて心の中でたくさん言いましたよ,ハイ。


なんて思っていれば、バスが止まった。

次の瞬間,結愛のとても綺麗で見事なキックボクシングが決まった音がした。


『うわー,痛そう』

あ,ヤバイ。
ついつい心の声が漏れてしまった。
あーあ,あとでしばかれそうだな…。


てか,絶対結愛とか怪しまれるやん!
コナン君とか赤井さんとかベルモットさんとか……。
まあ,コナン君とベルモットさんの誤解についてはすぐに解けるかもしんないけど………。
FBIは手強いな。
特に赤井さんとか赤井さんとか……((バシッ

ハイふざけました,ごめんなさい。



車を止めて私は降りると,結愛の所へと走っていった。
そして「玲,よろしくねこれ。私は二人を助けに行かなきゃだから」と言われて拳銃を受け取り,急いでバスの後方へと走った。



「殺るよ?」

そう言い,窓ガラスに銃弾を2発撃ち込み結愛が彼等を無事に救ってくることを祈った。


バアンッ


何とか無事に救って出てきた結愛は地面に着くなり,ふたりをその場に置いて此方へと来た。



『あれで良かったのかい?もっと怪しまれちゃうんじゃないのか?』

ふと思ったことを言えば,結愛は縦に首をふって言った。

「いいのあれで…それに私達は彼等の敵じゃない,でしょ?」

『そうだな,敵じゃない。まあ覚えていればの話,だけどね?』


「またね」

結愛がそういっているときに私は微かながら,ベルモットを見て微笑んでいた。



それが見られているとも知らずに…。




その後,車で私達はその場を立ち去った。

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暁証(プロフ) - 早乙女 明さん» ありがとうございます!これからもふたりで頑張って作品を作っていきますので、よろしくお願いします!! (2017年8月8日 11時) (レス) id: 9a244a2626 (このIDを非表示/違反報告)
早乙女 明(プロフ) - 宇宙陽華梨さんの作品ということもあって、この作品を観はじめましたが、暁証さんの作風も好きです。これからも頑張って下さい。 (2017年8月8日 11時) (レス) id: 7c73d234d6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:暁証&宇宙陽華梨 | 作者ホームページ:   
作成日時:2017年6月16日 23時

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