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――ガスン
膝に感じた衝撃に思わず顔を上げる
「阿呆か！使ってんじゃねぇ、頼ってんだ」
心からそう思ってくれているだろう純粋な言葉に、目を見開く
少しの変化なのに、目敏く気付いて天火は笑う
口角を上げて、喉奥を僅かに揺らす
その笑いを得意とするのはAだろう？天火も遂にはAのようになるのか
心の中で考えながら、釣られてクスリと笑う
その反応の満開の笑みでゴソゴソと何かを引っ張っり出した
一歳しか違わないのに、この無邪気さは何なのだろう…
そんなことを考えつつ、タン、と軽い音を立てて机に置かれた物をみる
はて？コレは……？
「おら、付き合え」
「え……いや、今日はちょっと」
「き〜こ〜え〜ねぇ〜‼‼」
ドバドバと注がれる酒に呆然としてしまう
「明日は仕事ねぇし！なっ!?ちょっとだけ」
天火のちょっとは、ちょっとじゃないんだよ？
ひくりと引き攣る口角のままに、こういうのはAの方がいいんじゃ…？と問うと
「アイツ、空丸達が寝た瞬間に服着込んで出てった」
「……え？」
〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜
『空丸も宙太郎も漸く寝たな』
「何してんの、A？」
『ん？』と首を傾げつつ、寝間着を脱いで着流しを着ているAが顔だけ振り替える
明らかに、これから寝る服装じゃない
天火の問いに、ゆるりと口角を持ち上げて濡れたままの髪を掻き上げた
『なになに？気になってんの？』
「………」
『そんな目で見んなよ…』
どんな目をしていたかは、云わない
そんな天火の態度をどう取ったのか、扉に手を掛けたまま、軽く頭を撫でられる
『とりあえず、今日は帰らねぇから』
ゆるりと笑って暗い道へと消えていった
〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜
事の次第を粗方話された白子は、眉間を触りながら深い溜め息を吐いた
天火にAが何処に行ったのか云うべきか、否か……
「何処に行ったんだろうね……」
考えた末に出た結論は、白を切って天火と酒を飲む事だった
「ちょっとだけだぞ」
その応答に満足したのか、さっきよりも口角を上げて笑った天火
なんだかんだで自分は甘いな…、と思いながらどんどん空になる酒瓶を見て笑った
大分、空が白んできて、自分の名にもこの色が入ってるんだよな、と感傷的になりながら潰れて寝入った天火の髪を梳く
結局、ちょっとどころか、すごく飲んでしまった事にまた笑った
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真(プロフ) - クサナギさん» ありがとうございます(о´∀`о)丁度テストが終わりましたので、これから更新していきたいと思いますっ！ (2015年5月19日 18時) (
レス) id: 89e481f604 (このIDを非表示/違反報告)
クサナギ(プロフ) - 続き楽しみにしています！！いつも見てます！更新(●'д')bﾌｧｲﾄです！ (2015年5月19日 18時) (レス) id: d89a3dea5e (このIDを非表示/違反報告)
真a'(プロフ) - ?桜覇?さん» うあっ//なんか、ありがとうございます(о´∀`о)最近滞っていますが、頑張りますね(^^) (2015年4月2日 15時) (レス) id: 89e481f604 (このIDを非表示/違反報告)
?桜覇?(プロフ) - 凄く面白くて大好きです！更新楽しみにしてます！ (2015年4月2日 14時) (レス) id: f2036bd052 (このIDを非表示/違反報告)
真(プロフ) - 玲さん» はいっ(｀･ω･´)ゞﾋﾞｼｯ!!ありがとうございます、頑張らせて頂きます(о´∀`о) (2015年2月7日 21時) (レス) id: 733adbb469 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：真 x他1人 | 作成日時：2015年1月16日 17時
