44話 ページ46
ﾖﾅ｢みんな並んでー、少しずつだけど｣
ヨナはくるっとテジュンに背を向け、せっかくテジュンが
その様子を見たテジュンは喜びの舞から一転地面に崩れ落ちた
ﾃｼﾞｭﾝ｢姫っ!!それは姫に差し上げようと……｣
ﾖﾅ｢皆、朝から殆ど食べてないから助かるわ｣
ﾃｼﾞｭﾝ｢姫は……っ、十分なお食事をなさっていないのではないですか？｣
ﾖﾅ｢私はいいの、元気だし。贅沢なら小さい頃一生分やったもの｣
ﾃｼﾞｭﾝ｢それは……｣
ﾖﾅ｢近頃……よく思うの。あの頃贅沢してた物、捨てたものここに持って来れたら……そうしたらもっと平等な国を造れたかしら？……なんてそんな簡単じゃないって事もわかってきたけど｣
テジュンがヨナの想いにそれ以上言葉を紡げずにいると、お皿を持った子供がテジュンの服の裾を引っ張った
子供｢おじさん、僕の……母ちゃんの分のごはん、ありませんか？｣
ﾃｼﾞｭﾝ｢持って来たのはあれだけだ。他は……ない｣
子供が背を向けその場を離れようとした時
ﾃｼﾞｭﾝ｢ま、待て！水だ｣
子供｢お水？｣
子供は水をテジュンから受け取り嬉しそうに"ありがとう"と言った
ﾃｼﾞｭﾝ｢今はこれしかないが、あ、明日にはお前の母親の食事も持って来てやるから｣
子供｢ほんと？｣
ﾃｼﾞｭﾝ｢あ、ああ｣
嬉しそうに駆けていく子供を見てどこか戸惑っている様子のテジュン
『……ありがとうございます』
ﾃｼﾞｭﾝ｢なぜ、貴女が礼を言うのですか？｣
『私達には村の整備やちょっとしたお手伝いは出来ても、食べ物を与えてあげることは出来ないから』
ﾃｼﾞｭﾝ｢分からないのだ……自分が何をやっているのか、何をすればいいのか。私は誇りある火の部族長カン・スジンの息子で、私はこの者達とは人間の価値が違っていて……｣
『テジュンさんはいま、少しだけ与える喜びを知って戸惑っているんですよ』
ﾃｼﾞｭﾝ｢与える……喜び？｣
『今食べ物を貰えず悲しんでいた子供を見て、心が傷んで、自分の持っている水を手渡した。テジュンさんも見たでしょう？あの子が喜んで駆けていく姿を……』
『今はまだ貴族の傲慢でも良いんです。与えることで得る喜びを知れたら、きっと貴方は、誰かの為に動ける人になれます。あ、あと人に価値の高い低いなんてありませんよ。人は皆平等です。偉い人が言ってました』
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すぴあ(プロフ) - こんのすけの存在している描写がめっちゃ少ないですが、います。あの、ぷっきゅー的な感じています。夢主の肩や周りにひっそりと。会話こそ無いので文章中には現れませんが……。情景を想像した際にこんのすけも入れてあげてくださいね…。私も頑張って文字にしますので (2021年11月5日 16時) (
レス) id: caee51db1c (このIDを非表示/違反報告)
すぴあ(プロフ) - さらさん» はじめましてー！コメントありがとうございます！！めっちゃ嬉しいです😭😭続きを楽しみにしてくれる方が居るだけで頑張れます！！ぜひまた感想頂けたら嬉しいです！！ (2021年10月10日 14時) (レス) @page26 id: caee51db1c (このIDを非表示/違反報告)
さら - はじめまして！！このコラボめっちゃ最高です！！もう大好きです！！暁のヨナめっちゃ大好き何です！！推しは、ジェハとシンアです！！続き凄く楽しみにしてます！！コロナで大変ですが、お体には気を付けて下さいね！！ (2021年10月10日 11時) (レス) @page24 id: f9b4a84be1 (このIDを非表示/違反報告)
すぴあ(プロフ) - ま、いいか〜！とりあえず様子見〜！ヘンデにおまかせ〜(違う) (2021年10月10日 2時) (レス) id: caee51db1c (このIDを非表示/違反報告)
すぴあ(プロフ) - 当初、全然そんなつもり無かったけど、なんかジェハルートになってね？え？ (2021年10月10日 2時) (レス) @page23 id: caee51db1c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すぴあ | 作成日時：2021年10月2日 17時
