13話 ページ14
ﾖﾅ｢ハク！剣を教えて！｣
ﾊｸ｢……………………嫌です｣
ﾖﾅ｢強くなりたいの！お願いハク！｣
ﾊｸ｢はぁ……わかりました｣
ﾖﾅ｢ほんと？｣
ﾊｸ｢ただし、俺の大刀を自由自在に振り回せるくらい腕に筋肉付けてから出直してください｣
ﾖﾅ｢もう〜〜ハクのばか！｣
『はは……またあの2人はー』
ここ数日こんなやりとりばっかしている
ｼｭﾊﾞｯｯ
ｼﾞｪﾊ｢懲りないよねぇ、2人とも｣
『きゃぁっ』
突然ジェハが私の背後に舞い降りてきた
『もう！急に背後に現れないで下さい！』
身構えながら怒る私をみてジェハはくすくすと笑う
『な、なにが面白いんですかっ』
職業病というか、武人の性というか、とにかく急に背後に立たれるのは心臓に悪い
ｼﾞｪﾊ｢いやぁ、Aちゃんの反応が面白くてついつい悪戯したくなっちゃうんだよね｣
そう言いながら、まだ彼は笑っている
『は？』
ｾﾞﾉ｢兄ちゃん、娘さんが可愛いのは分かるけど、それくらいにしとかないと嫌われるから｣
ﾕﾝ｢もう手遅れかもよ。ほら、ジェハだけいまだにAに警戒されてる｣
ｼﾞｪﾊ｢酷いなぁ、君たち僕に辛辣過ぎない？まぁ、その冷ややかな視線もクるんだけどね！｣
そんな話をしている中私はヨナの方に目を運ぶ
結局ハクに剣を教えて貰えて貰うことが出来なかったようで、ジェハから奪った短剣で必死に素振りをしている
『どうしてハクはヨナに剣を持たすことを拒むのかな……』
小さく呟く
女の子だろうが護身用に心得ておくに越したことはない
ｼﾞｪﾊ｢剣は弓と違って接近戦だからさ。力の強い男相手じゃ女の子のヨナちゃんには危険すぎる｣
ｼﾞｪﾊ｢僕がハクなら自分を盾にしてでも、あの子を危険な目に合わせたくないけどね｣
『………………』
ｼﾞｪﾊ｢剣にしろ弓にしろ、人の命を奪う物なんて持たない方がいいんだから｣
『…………そんなことないです。確かに剣は人の命を奪うけど、それだけじゃないです。剣は人を守るためにもあります。人を守る、強くて暖かい剣を……私は知っています』
ｼﾞｪﾊ｢……！｣
私は知ってる
人を愛した、人を守る刀達を＿＿＿
『ヨナはきっと、守るものの為に剣を振るいます』
そう言い残し、ヨナのもとへ駆けていく
その時ジェハはその小さくもどこかたくましい背中を目で追うことしか出来なかった
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 119人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「刀剣乱舞」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
すぴあ(プロフ) - こんのすけの存在している描写がめっちゃ少ないですが、います。あの、ぷっきゅー的な感じています。夢主の肩や周りにひっそりと。会話こそ無いので文章中には現れませんが……。情景を想像した際にこんのすけも入れてあげてくださいね…。私も頑張って文字にしますので (2021年11月5日 16時) (
レス) id: caee51db1c (このIDを非表示/違反報告)
すぴあ(プロフ) - さらさん» はじめましてー！コメントありがとうございます！！めっちゃ嬉しいです😭😭続きを楽しみにしてくれる方が居るだけで頑張れます！！ぜひまた感想頂けたら嬉しいです！！ (2021年10月10日 14時) (レス) @page26 id: caee51db1c (このIDを非表示/違反報告)
さら - はじめまして！！このコラボめっちゃ最高です！！もう大好きです！！暁のヨナめっちゃ大好き何です！！推しは、ジェハとシンアです！！続き凄く楽しみにしてます！！コロナで大変ですが、お体には気を付けて下さいね！！ (2021年10月10日 11時) (レス) @page24 id: f9b4a84be1 (このIDを非表示/違反報告)
すぴあ(プロフ) - ま、いいか〜！とりあえず様子見〜！ヘンデにおまかせ〜(違う) (2021年10月10日 2時) (レス) id: caee51db1c (このIDを非表示/違反報告)
すぴあ(プロフ) - 当初、全然そんなつもり無かったけど、なんかジェハルートになってね？え？ (2021年10月10日 2時) (レス) @page23 id: caee51db1c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：すぴあ | 作成日時：2021年10月2日 17時
