80話【騙された】 ページ30
A「.........えっと、私、祐希さんに言いましたっけ?」
祐希「ん?何が?」
A「.......つ、付き合ったこと、」
祐希「笑、聞いてないけど?」
A「な、なんで、」
知ってるんですか!
とは、言わなかった。
絶対、藍くんじゃん。
A「っ、はぁ、藍くんですか?」
祐希「ううん、」
A「................え?」
何を言ってるんだ、祐希さんは。
じゃあ、どこから情報を入手したってんだ。
祐希「俺の勝手な予想。」
A「.............ん、え?」
祐希「藍がAのこと好きなのは知ってたけど、付き合ったことは聞いてないよ。」
A「.............えーと、つまりは、」
祐希「俺にまんまと騙されたってこと、笑」
祐希さんは、爽やかな笑顔で頬杖をついている。
くっそ、
なんでも絵になるな、この人。
いや、
そう言うことじゃない。
祐希「俺にまんまと騙されたってこと、笑」
祐希さんのセリフを振り返る。
賭けたんか........。
それに私が、頷いただけ。
くあー、
やられた。
祐希「んで、どうなの?笑」
ニヤニヤとした祐希さんの表情を見て、質問攻めをくらうのは目に見えていた。
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もう80話ですね。
長い。
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作者名:きょれっくす | 作成日時:2023年11月22日 23時