お兄ちゃん ページ1
1996年
私10歳 お兄ちゃん15歳
妙「すばる、ジャニーズとか興味ない？」
す「全く無い。なんやねん、急に。」
妙子ちゃん…お母さんが急にそんな話を持ち出したところからお兄ちゃんの物語は始まる。
当時のお兄ちゃんはと言うと、めちゃくちゃ悪ガキで、しょっちゅう職員室に呼び出されるほど。
中3が何やってんだろって思った。
ちなみに、私は小4やった。
そして話は妙子ちゃんがお兄ちゃんにジャニーズを進めたところに戻る。
妙「なぁ、受けてみぃひん？すばるやったら受かるって！」
す「嫌やわ、めんどくさい。」
妙「お願いやって！一回だけでええから！」
す「受験生やから勉強せなあかん。」
「兄ちゃん勉強しとるとこ見た事ないけど。」
す「Aは黙っとれ。」
その後も妙子ちゃんの交渉は続いた。
妙「お願いやって！五千円あげるから応募して！」
す「乗った」
それまで頑なに拒んでいた兄ちゃんが割とあっさり説得に応じた。
案外単純なんやなって思った。それと同時に今度から頼み事するときはお金あげるからって言ったらええねんなって思った。
そして、書類を送って、数日後。
結果は合格やった。
なんや、兄ちゃんでも受かるんや。
どんだけレベル低いんやろ、
そう思った。
ただ、オーディション会場に着いて行ってびっくり。
イケメンさんばっかりやった。
す「おい、はぐれたあかんぞ。絶対そばにおれよ。」
普段意地悪な割に心配性のお兄ちゃんに連れられて人混みを進んで行く。
私は沢山のイケメンさんに見とれていた。
はー、かっこいいなぁ。兄ちゃんとは大違いやわ。
ようこんなんが受かったなぁ。
その世界はとても眩しかった。
私がキョロキョロしていると、いつのまにか繋いでいた手が離れていて、兄ちゃんがいなくなっていたことに気がついた。
あ、やばい…。
お兄ちゃんとはぐれた…。
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まるる - 初めまして！丸ちゃんの事思い出して欲しいなぁ…。更新頑張ってください(*^▽^*) (2018年11月27日 13時) (
レス) id: daa8a4f376 (このIDを非表示/違反報告)
ただの風邪。(プロフ) - 更新大変だと思いますが頑張ってください〜（＾Ｏ＾）！ (2018年11月26日 15時) (レス) id: dfacabd30e (このIDを非表示/違反報告)
あいすくりーむ - 面白い！更新楽しみにしてます！ (2018年11月14日 23時) (レス) id: daa8a4f376 (このIDを非表示/違反報告)
倉安LOVE - 初めまして。すばるくんは不器用だけど本当は主人公ちゃんのことを気にしているのかなぁ？あと丸ちゃんのこともどこかで思い出してほしいです。 (2018年11月13日 0時) (レス) id: 74ed2de143 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：昴 | 作成日時：2018年11月10日 13時
