疎外感 ページ8
楽屋に着いて、勢いよくドアを開けるとみんなが楽しそうに喋っとった。
大「戻ってったでー」
うちより後に入ってきた大倉がそう言うとみんなが一斉に振り向いた。
横「大倉遅いやん。Aと何しとってん」
大「なんもしてへんわ(笑)」
大倉が椅子の上に荷物を置いて会話の輪に加わった。
大倉はあっという間に馴染み、丸にくっ付いてゲラゲラ笑ってた。
うちはなぜか楽しそうな5人の輪に入れんかった。
しばらくぼーっと5人を見ていると安ちゃんが
安「A何しとん？こっち来いや(笑)」
と手招きしてくれた。
そこでうちは我に帰って5人の輪に加わった。
なんでさっき5人の中に入りにくいと思ってもたんやろう。
その後、全員で話していても、置いてかれているという疎外感を感じた。
どうしたんや、自分。
たまに丸や安ちゃんが心配してこっちを見てくれたけど、めいいっぱい笑顔で振る舞った。
こんだけ迷惑かけたのに心配させたらあかん。
いつも通り安ちゃんにくっついて、大倉と喧嘩して、丸と寸劇して、ヒナにしばかれて、よこをいじった。
会話が一段落付いて、よこがスマホでゲームしだしたからみんながそれぞれの事をする為にばらばらに離れていった。
よこはゲームして、やすは大倉と、ヒナは丸と喋り始めた。
やっぱり、うちが1人になった。
いっつもこうやっけ。
今まで全員が解散した後、誰と喋っとったか思い出せへん。
みんな盛り上がってるから入りにくいし。
しゃあない、本でも読むか。
うちは鞄の中から読みかけの小説を出して読み始めた。
なぜかいつもの1人の時間より苦痛に感じて待ち時間が長く感じた。
「関ジャニ∞さん、どうぞ！」
ようやくスタッフから声がかかり、孤独な時間は終わった。
何がおかしいんやろ。
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てりゅここ(プロフ) - サーさんさん» 初めまして！読んでくださりありがとうございます！これからも頑張ります！ (2020年4月24日 0時) (
レス) id: a989dff0d5 (このIDを非表示/違反報告)
サーさん(プロフ) - てりゅここさん、初めまして!∞の紅一点シリーズ読ませて頂きました！主人公ちゃんとメンバーの関係性がこの後どうなっていくのかとても続きが気になります！そして主人公ちゃんのお姉さんもこの後出てくるのかな？更新頑張ってくださいね！ (2020年4月23日 22時) (レス) id: 2aa0ad98f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：昴 | 作成日時：2020年3月9日 0時
