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橙side
「丸、うちな、ハリウッドのオファー来てん。」
丸「え？」
僕の体はフリーズした。
そもそもなんでこんな話になったんかって言うと話は5分前まで遡る。
Aちゃんが急に事務所に呼び出されてたみたいで、何事やろうと思いながら僕はダラダラしていた。
そしたら急に僕の部屋の扉をノックする音がしたから誰やろと思って開けたら部屋の前にAちゃんがいた。
丸「Aちゃんおかえり。どうしたん？」
僕の問いかけにAちゃんは大きく深呼吸してから
「丸、うちな、ハリウッドのオファー来てん。」
と言った。
そして話は振り出しに戻る。
「そりゃあ丸驚くよなぁ…あ、部屋入ってええ？」
丸「ええけど…」
Aちゃんが僕のベッドに腰掛けた。
丸「それ言う為に僕の部屋来たん？」
「うん。だってこんなすごい話無いやんか。ドッキリちゃうねんで？」
丸「確かにすごいなぁ…でもなんでAちゃん…」
ここまで言うて僕は慌てて自分の口を押さえた。
Aちゃん、確かに演技はめっちゃ上手やけどAちゃんより上手い女優さんはいっぱいおる。
でも本人に言う訳には行かへん。
「うちもなんでって思ってん…。多分運が良かっただけやと思う。」
丸「それで、Aちゃんはその映画に出ることにしたん？」
「出たい気持ちもあんねんけどさ、なんせ関ジャニ∞としての活動を1年半くらい休まなあかんらしくて…」
Aちゃんは不自然に笑いながらそう言った。
1年半…そんな長い事撮影するって事はかなりの超大作なんかなぁ…。
丸「休むって事は日本で撮らへんって事？」
「そういうこと。」
じゃあもしAちゃんが行ってもうたら完全に会えんくなるって事か…
なかなか辛いなぁ…
「それでうち迷っとるねん。」
丸「返事いつまで？」
「8月。だからゆっくり考えろって。」
丸「そっかぁ…。まあAちゃんやからね、最後に判断するの。自分が後悔せえへん方選べたらええね。」
「そうやなぁ…。丸に聞いてもらえてなんかすっきりしたわ、ありがとう」
Aちゃんがへへっと笑う。
可愛らしい笑い方に胸が高鳴った。
僕は思春期の学生か(笑)
丸「姫のお役に立てたなら良かったです！」
僕は胸を張ってそう言った。
「さすが我がナイト！頼りになるわ！」
Aちゃんもすかさず乗ってくれる。
やっぱ楽しいなぁ…。こういう事する時間。
ちょっとだけ本音を言うと行って欲しく無いな…。
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てりゅここ(プロフ) - サーさんさん» 初めまして！読んでくださりありがとうございます！これからも頑張ります！ (2020年4月24日 0時) (
レス) id: a989dff0d5 (このIDを非表示/違反報告)
サーさん(プロフ) - てりゅここさん、初めまして!∞の紅一点シリーズ読ませて頂きました！主人公ちゃんとメンバーの関係性がこの後どうなっていくのかとても続きが気になります！そして主人公ちゃんのお姉さんもこの後出てくるのかな？更新頑張ってくださいね！ (2020年4月23日 22時) (レス) id: 2aa0ad98f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：昴 | 作成日時：2020年3月9日 0時
