倉子と丸山 (ページ16)

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浴衣ページ16

倉子side

最近作者が私の事だしてなかったから、私が主人公って忘れてる読者もいるんじゃないかしら？
まぁ、それは置いといて…。
ついに夏祭りが明日に迫っていた。
うーん…。やっぱり浴衣かなぁ。それとも一番自分が気に入ってる服で行こうか…。隆平と遊びに行くのは初めてじゃないのにめちゃくちゃ悩む。
浴衣にしよっかなぁ…。あ、でも浴衣持ってないんだった…。
「浴衣買いに行こ。」

というわけで、イ〇ンに到着ー！
どういう訳か、お兄ちゃんも付いてきてるけど無視しよう。どうせゲーセン行きたいだけでしょ。
浴衣コーナーはどこかな…。あ、あった！
思ったより種類あるな…。どうしよ。
「俺は緑がええと思うなぁ。」
「お兄ちゃん！？ゲーセン行くんちゃうの？！」
「だって倉子について行くって言って来たからちょっとは手伝わなあかんやん。」
「どっか行け！」
「倉子ひどい(泣)お兄ちゃん泣くで？」
「勝手に泣いとけ。自分が恥ずかしいだけやから。」
「じゃあ倉子にしがみついて泣くわ。」
「それだけはやめて。」
でも緑か…。確かに私緑好きやし、良いかもな。
「倉子、マルと祭り行くんやろ？マル全然奢ってくれへんから多めに金持って行っとけよ～。」
「はいはい…ってえ？私、お兄ちゃんに隆平と祭り行く事言った？」
「安子に聞いた。」
安子め…。まぁ安子やったら許すけど。
それより、浴衣選ばな。緑だけでもいっぱいあるなぁ。やっぱストライプ？ドットみたいなんも可愛いけど。ボーダーもええなぁ。
「倉子はでかいからストライプとかでええんちゃうん？」
「背でかい言うな。背高いって言え。」
「すいませーん。」
ストライプでええかなぁ。でもドットも可愛いし…。どっちにしよ！

10数分後。悩みに悩んで、結局ストライプにした。明日の祭り楽しみやな…。
今はお兄ちゃんのゲーセンに付き合わされとる。
お兄ちゃん、太鼓の達人3回目やん(笑)何回やるねん(笑)