明智吾郎誕生日記念1 ページ31
※時間軸が本編より進んでます。ご注意を。
今日はちょうど怪盗団で集まる予定もなく、私は今から何をしようか考えていた所だった。
そんなとき、あることを思い出したのだ。
(もうすぐで吾郎のお誕生日だ)
私としては、彼にとって特別な日になるようにと準備を進めている。
進めているのだけど……肝心な誕生日プレゼントは思い付かないままだった。
(吾郎が何欲しいか、わかんないし……そうだ!)
私はスマホを開き、吾郎にメッセージを送った。
A吾郎!いきなりで申し訳ないんだけど、今日の夜は空いてますか?
吾郎夜?大丈夫だけど……
Aよかった。じゃあ今日の夜、吉祥寺に来て!
吾郎ハハ、わかったよ。
✰⋆。:゚・*☽:゚・⋆。✰⋆。:゚・*☽:゚・⋆。✰⋆。:゚・*☽
前のカフェみたいに吾郎を待たせて、女の子達が集まるのを防ぐ為に、私は待ち合わせ時間の30分前に来ていた。
さすがに大丈夫だろう、って思っていたのだが。
「キャー!明智く〜ん!」
「ごめんね。今、人と待ち合わせているんだ」
こういうのデジャブっていうのかな?
というか吾郎、いつもこんな時間に来てるの?
早いよ!
2回目で私も学習していたので、女の子の山を掻き分けるのもあまり苦ではなかった。
そして吾郎まで近付けたときに、彼の手をギュッと握りしめて。
「走るよ。吾郎」
「フフ、うん」
吾郎笑ってる!
じゃなくて、まずは逃げよう。
コツを掴んだのか前より速く動けてる気がする。
こんな状況なのに、何故か楽しい。
それは吾郎と一緒にいるからなのかな。
「あ、またあの女の子!」
「というか明智くん、楽しそうじゃない……?」
✰⋆。:゚・*☽:゚・⋆。✰⋆。:゚・*☽:゚・⋆。✰⋆。:゚・*☽
とあるお店の目の前で止まる。
さすがに女の子達はここまでは来ていない。
「はぁ〜!疲れた〜」
「ハハ、お疲れA」
「それ前にも聞いた気がするよ」
「そうだったかな?……それよりも」
吾郎はお店をジーッと見ている。
私は笑って説明した。
「ここは吉祥寺に新しく出来たジャズクラブだよ!AKISEのサウンドクリエイターさんが、ここは落ち着くしすごくいい場所って教えてくれたの!」
「へぇ……ジャズクラブなんて初めてだな。楽しみだよ」
「私も!」
私たちは一緒にジャズクラブの中に入っていった。
62人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
すみれ(プロフ) - テイル@パピコ同盟さん» わかってくれますか!すごく嬉しいです(^^) 音楽を聴きながら読むのはやっぱり楽しいですよね〜♪そしてお話、是非したいです!少し忙しい身なので返信は遅くなるかもしれませんが、それでもよかったら私のボードに来てください!作品の感想もありがとうございます! (2020年6月28日 15時) (レス) id: 28009c6402 (このIDを非表示/違反報告)
テイル@パピコ同盟(プロフ) - ペルソナ5sの曲を聴きながらこれを読んでいます!分かりますその楽しみ方!!いつか話せる時があったら話してみませんか?面白かったです! (2020年6月28日 11時) (レス) id: a6ac34b766 (このIDを非表示/違反報告)
すみれ(プロフ) - 皇妃葎さん» ありがとうございます!めっちゃ嬉しくて舞い上がってました!いい作品だなんて言われちゃってニヤついてしまいました笑評価もありがとうございます!更新めっちゃ頑張ります!これからもこの作品をよろしくお願いします♪ (2020年5月31日 13時) (レス) id: 28009c6402 (このIDを非表示/違反報告)
皇妃葎 - 続編おめでとうです!いい作品すぎて星を何回も押してる…。どうして一回しか押せないんですか!?更新頑張ってください!応援してます! (2020年5月31日 10時) (レス) id: c6aa45914a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:すみれ | 作成日時:2020年5月24日 18時