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第百二十四話 利用できるものは利用する ページ43

後日、各々が持ちよった情報を共有するためにカラオケに集まった。
しかし『全員これといった収穫ナシ』という笑えない結果になり、少し落ち込むが隣の部屋から聞こえる歌が下手すぎて落ち込むにも落ち込みきれなかった。


「やっぱり圧倒的に情報が足りない……!!私が情報のスペシャリストとか居ればよかったのに……」


Aは『はぁ』とため息をつく。__が、この言葉がこれからの道を切り開く鍵となった。


「スペシャリスト…?そういえば、蓮。お前、あばら家で新聞記者から名刺もらってなかったか?」


「「!!」」


「そういえば、カバンの中に……」


蓮がカバンをゴソゴソと探すと名刺が出てきた。
『毎朝新聞 大宅一子』と書いてある名刺だ。


「結構、大手じゃないか」


「けど、信用できんの?」


「他に手がないからな。連絡してみろ」


蓮は早速、新聞記者にメッセージを送った。
ちょうどその時、部屋の利用時間が過ぎているという電話が入ったので怪盗団は解散した。



その新聞記者さんが有益な情報を持ってるといいんだけど……。




今日の夜、新宿で会おうと連絡が来た


竜司夜の新宿か


祐介物騒なシチュエーションだな


待ち合わせ、どこにする?


竜司いや、女子供は待機しといた方がいい。


A子供とかいないけど…?


祐介すまん、電車賃がない


竜司お前も待ってろ。蓮と俺で行く…でいいよな


わかった


蓮が行くなら安心だね


竜司じゃあ決まりな。一旦、渋谷集合で!


A二人とも、よろしくね!


祐介今度から有事に備えて貯金をしておく

第百二十五話 銀行→←第百二十三話 カマをかける



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すみれ(プロフ) - テイル@パピコ同盟さん» コメントありがとう〜〜!こちらこそ返信遅くてごめんね。更新頑張ります!これからもよろしくね! (2020年7月11日 16時) (レス) id: 28009c6402 (このIDを非表示/違反報告)
テイル@パピコ同盟(プロフ) - 続編おめでとう!最近話せてなくてごめん!頑張ってね!これからも応援するよ! (2020年7月11日 6時) (レス) id: f918ed1ff0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:すみれ | 作成日時:2020年7月10日 21時

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