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24.不意 ページ24

ク「たしかにそんな話もしていたな」



「今から頼んでもいい?コーヒーだけだと苦くって」


カップを指差しわざとらしく笑う


ク「ああ、会うのも最後だ。頼むといい」

「そ、うだね」


"最後"なんて、どうして私が避けていた聞きたくない言葉を貴方は簡単に言ってのけるのだろう


こんなことで泣きそうになる私は弱い

その弱さをクラピカには見せたくなくて堪える







店員を呼ぼうとして、やめた


「クラピカはヨークシンをでてからは何するとかは決めてないの?」


ク「今のところは仕事を続けながら探しているものを集めようと思っている」


「前も言ってたね、探してるものがあるって。」


ク「それを全て見つけて集めるまでは、落ち着くことはないだろう」



クラピカの覚悟を決めた瞳を見つめる



「カラコン...だよね」

ク「ああ、これか?」


私の質問に自分の目を指差し聞いてくる



「仕事でつけてるの?」

ク「ああ、つけている方が仕事上何かあっても対応できるからな」


ボディーガードってそんなことも仕事に含まれるのかな?それとも雇い主の趣味?







「変わった雇い主さんなの?」


ク「ボスは普通?だと思うが。それよりパフェは頼まないのか?」

「うん、やめとく。クラピカ、こんな言葉しってる?」


"1度目は偶然、2度目は必然、3度目は..."

ク「運命、か?」

「知ってたんだね」



ク「かなり有名な言葉じゃないか?それに...」

「それに?」

ク「Aはそういうロマンチックなものが好きそうだなと思ったんだ」


「ああ、なるほどね。好きだよ、だって素敵じゃない?」

ク「私はあまりそういうのは信じないタイプでね」


「あはは、クラピカっぽいね!」
「でもさ!1度目の偶然で私たちはもう一度会えた、だから、次会えたならそれは必然じゃない?」


"その時はパフェ食べたいな"

そういうとクラピカの顔が少し緩んだ



ク「私はAに必然的にパフェをおごるのか?」


「素直じゃないなー、そこはまた会えたら嬉しいっていうんだよ!」


もし、今日で会えるのが最後だとしても
クラピカがもし私を思い出すことがあれば



笑っている私だといいな。








その時の私は笑顔であればと願う

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かるぴ(プロフ) - めっちゃ好きです...!続編の更新心待ちにしてます! (7月15日 23時) (レス) id: 33666e1c00 (このIDを非表示/違反報告)
キララ(プロフ) - おふとんさん» 更新いたしました!本当にコメント嬉しいですありがとうございます!! (2020年4月18日 1時) (レス) id: c93c578b7d (このIDを非表示/違反報告)
おふとん - すごく感動しました…!!ゆっくりで良いので更新がんばってください!!! (2020年3月13日 0時) (レス) id: 7e512559d0 (このIDを非表示/違反報告)
キララ(プロフ) - けーさん» コメント嬉しすぎです!ありがとうございます( ; ; )めちゃくちゃ好きだなんて、、感動です、、。伊之助好き同じなの嬉しいです!もう少し伊之助勉強してから作ろうかと思います!(笑) (2019年12月22日 23時) (レス) id: c93c578b7d (このIDを非表示/違反報告)
けー(プロフ) - この作品最近読み始めたのですが、すごく面白くて一気に読んじゃいました!めちゃくちゃすきです。もう少しで完結なのは少し寂しいですが、次の話も楽しみにしています!鬼滅の話も是非書いてください〜!私も伊之助大好きなのでうれしいです(o^^o) (2019年12月22日 1時) (レス) id: da4fc0faa7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:キララ | 作成日時:2019年4月6日 22時

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