23.お別れ ページ23
シャルと話し終えた後も寝れずに早朝にアジトを後にした
約束のカフェに指定された時間よりも早めに着いてしまった、眠たくはなかったけどなんとなくコーヒーを注文した。
「にがっ」
クラピカはよくこんなの飲んでたな。
"次会ったときパフェおごってもらうからね！"
9月1日のあとに会う約束をしたクラピカにそう言ったのを思い出した。
カフェに入る前にドアを開けてくれた
端正な顔立ちな彼は何をしても似合って、様になっていた。
「最後...になっちゃうのか」
後ろで足音がして、私の隣で止まった
見なくてもわかる。それが誰の足音かも
ク「すまない、待たせたな。いつからきていたんだ？」
「さっきだよ。なんだか目が覚めちゃって」
嘘じゃない、思えば私はクラピカに嘘をついたことがないと思う
仕事のことは、当たり前に言えないけど
ああ、でも幻影旅団のことは濁しちゃったな。
せめて、クラピカの前では普通の女の子でいたかったんだと思う。
ク「コーヒー飲めるのか？てっきり甘いものをこの間は頼んでたから苦いのは苦手なのかと」
今日で最後なんて感じさせないクラピカの物言いに私も悟られないように普通を演じる
「クラピカがこの間頼んでたからなんとなく頼んだんだけど苦くてダメだったの」
笑いながら冗談ぽく言うとクラピカは顔に笑みを浮かべる
うん、私はクラピカの笑う姿の方が好きみたいだ
「今日は仲間と会うんだったっけ？」
ク「ああ、試験で知り合った仲間達だ」
「試験って、ハンター試験？」
ク「そうだな、あれからもう半年以上経ってるんだな」
思い出すかのように懐かしがりながら話すクラピカの顔は優しかった
ダメだ、どんどんクラピカのことを好きな気持ちが大きくなる。
知らない表情を知るたびに、もっと知りたいと貪欲になってしまう。
好きなもの、興味があるものが欲しい。
そう貪欲になるのは、欲しいものは奪えと教わる流星街で育ったものの性なのか
「その仲間達が羨ましいな」
そして、クラピカから信頼されるくらいだ。
きっと気のいい人たちばかりなのだろう
こうして、ヨークシンでの縁で出会った私なんかよりも、ずっと信頼されてて...
「あ！そういえばさ、覚えてる？パフェおごってくれるってやつ！」
このままだと悲しい気持ちになってしまいそうになり無理矢理明るい話題にする
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かるぴ(プロフ) - めっちゃ好きです...！続編の更新心待ちにしてます！ (7月15日 23時) (
レス) id: 33666e1c00 (このIDを非表示/違反報告)
キララ(プロフ) - おふとんさん» 更新いたしました！本当にコメント嬉しいですありがとうございます！！ (2020年4月18日 1時) (レス) id: c93c578b7d (このIDを非表示/違反報告)
おふとん - すごく感動しました…！！ゆっくりで良いので更新がんばってください！！！ (2020年3月13日 0時) (レス) id: 7e512559d0 (このIDを非表示/違反報告)
キララ(プロフ) - けーさん» コメント嬉しすぎです！ありがとうございます（ ; ; ）めちゃくちゃ好きだなんて、、感動です、、。伊之助好き同じなの嬉しいです！もう少し伊之助勉強してから作ろうかと思います！（笑） (2019年12月22日 23時) (レス) id: c93c578b7d (このIDを非表示/違反報告)
けー(プロフ) - この作品最近読み始めたのですが、すごく面白くて一気に読んじゃいました！めちゃくちゃすきです。もう少しで完結なのは少し寂しいですが、次の話も楽しみにしています！鬼滅の話も是非書いてください〜！私も伊之助大好きなのでうれしいです(o^^o) (2019年12月22日 1時) (レス) id: da4fc0faa7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：キララ | 作成日時：2019年4月6日 22時
