22.最後 ページ22
ク「明日の午前、また会えないか？それで、会うのは最後にする」
最後、と言われたのに
その最後が今日じゃないことに喜んでしまっている自分がいた
＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊
昨日の夜は、旅団のアジトに戻ってきた私にマチがなにかを察したらしく心配してくれたけど
何も言わずに部屋に戻った
「明日、最後...」
私がクラピカについていくっていったら、何か変わるのかな。
いや、まずクラピカの気持ちすら分からないこの状況でついていくなんて言われても迷惑か...
「ていうかもう会わないって言われたんだった」
瓦礫の上に寝そべって携帯を開く
"明日、あのカフェで"
クラピカらしい、シンプルな文章だった
明日で最後、このまま目を瞑ってしまえば
きっと朝がきて、最後のその日はやってくる
「い、やだな」
視界がぼやける、それが涙のせいであることはしばらくしてからわかった。
あれ？そういえば...
「クラピカ、手に鎖がついてなかった...」
あの時の違和感は手に鎖がついていなかったことだったのか、と今更ながらに気づく。
っていうことは、クラピカは鎖野郎じゃない？
鎖野郎じゃない、つまり敵ではなかった。
その事実にひどく安心した
「なら、私の気持ちが迷惑だった」
口に出すとそれが本当の理由だと言わんばかりにしっくりきた。
シャ「A?おーい！なに独り言言ってんだよ」
「う、わぁ!!シャ、シャル⁉」
耳元で大きな声で声をかけられてびっくりした
いつのまにこんな近くにきてたの...!!
シャ「マチに様子見に来てきてって言われたんだよ、男にフラれたんじゃないかって」
ああ、マチはやっぱり気づいてた
正確には振られたわけではないけどほぼ振られたも同然だ。やっぱりマチの勘はあたる
シャ「え？マジなの？誰そいつ、一般人じゃないよね？」
シャルはマチの言葉に半信半疑で私のところにきたようで驚いた顔をする
「ハンターって言ってた。あとは、仕事のことはあんまり知らないけど明日で会うのは最後にしてほしいって言われた」
あ、言葉にだすと現実味がまして涙がでそう
シャ「え？待って全然追いついてないんだけど。Aに好きな男とか想像できない」
「...シャルと話してるとばからしくなってくる」
全然話を聞いてない、と言いたそうなシャルの空気の読めなさが今はありがたかった
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かるぴ(プロフ) - めっちゃ好きです...！続編の更新心待ちにしてます！ (7月15日 23時) (
レス) id: 33666e1c00 (このIDを非表示/違反報告)
キララ(プロフ) - おふとんさん» 更新いたしました！本当にコメント嬉しいですありがとうございます！！ (2020年4月18日 1時) (レス) id: c93c578b7d (このIDを非表示/違反報告)
おふとん - すごく感動しました…！！ゆっくりで良いので更新がんばってください！！！ (2020年3月13日 0時) (レス) id: 7e512559d0 (このIDを非表示/違反報告)
キララ(プロフ) - けーさん» コメント嬉しすぎです！ありがとうございます（ ; ; ）めちゃくちゃ好きだなんて、、感動です、、。伊之助好き同じなの嬉しいです！もう少し伊之助勉強してから作ろうかと思います！（笑） (2019年12月22日 23時) (レス) id: c93c578b7d (このIDを非表示/違反報告)
けー(プロフ) - この作品最近読み始めたのですが、すごく面白くて一気に読んじゃいました！めちゃくちゃすきです。もう少しで完結なのは少し寂しいですが、次の話も楽しみにしています！鬼滅の話も是非書いてください〜！私も伊之助大好きなのでうれしいです(o^^o) (2019年12月22日 1時) (レス) id: da4fc0faa7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：キララ | 作成日時：2019年4月6日 22時
