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#11 ページ11

Aside



深瀬「い、行こうか」



ご飯を食べ終わったあと、二人で家を出た。




玄関をでたあとは、二人とも黙っちゃって、




リビングで、顔を合わせた時からそうだ。




でも、少し気まずかったので



「ね、ねえ。どこいくの?」




そう聞いた。



すると、深瀬さんはびくっとこちらを向いて、




深瀬「わ、わかんない。


もう彩織ちゃん…急に…」



私は、何かに気がついたみたいで



「え?さ、彩織ちゃん?



もしかして、深瀬さんが決めたんじゃない…?」



そう聞くと、なんでかな…



コクっと頷いたら、



黙っちゃった。



不機嫌そうな顔をして、



私、なにか怒らせちゃったかな?



「ご、ごめんなさ「ねえ…




慧くん、って、呼んでよ。」



原因はそれだったのか。



でも、年上だし、


たとえ、タメでいいって言っても、名前で呼ぶのは……



ちらっと顔を見ようと横を向くと、



相手もこちらを見ていた、


真剣な目で。



深瀬「呼んでよ…ね?



Aちゃんと……


仲良くしたい」


どきっと、胸が高鳴るのがはっきりわかった。


やっぱり恋だと確信した瞬間でもあった。



「うん、


じゃあわたしも…A、って呼んで?」


ハードル、高すぎかな。



でも、慧くんは


にかっと笑ってくれた。


私も彼の笑顔をつられて笑う。



「で、どこいく??」


深瀬「Aの好きなところ。」



「優しい男の隣」

 

深瀬「えー、じゃあ、俺のことじゃないのー?」



「なんでー?慧くんは優しいと思うよ。」



こんな話を続けていた。



慧くんと呼ぶのは少しぎこちないけれど、




ここまで仲良くなれるのはすごく嬉しいことだった。




深瀬「どうする?ここ入る?」



ぶらぶらしていて着いたのは、



遊園地だった。



「うん。」



慧くんとの初デートは、遊園地だった。

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設定タグ:SEKAINOOWARI , 深瀬慧 , セカオワ   
作品ジャンル:恋愛
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(プロフ) - ちひろさん» ありがとうございます!更新頑張りますっ。 (2016年7月30日 9時) (レス) id: e627bbaad4 (このIDを非表示/違反報告)
ちひろ - すごく面白いです!!更新、楽しみに待ってます! (2016年7月29日 19時) (レス) id: 35f5aef485 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - れもんらぶさん» ありがとうございます!いえいえ、今文章力家出中なんですよ……ハハ。それでもそういってもらえると嬉しいですよ!更新頑張ります!! (2016年7月20日 18時) (レス) id: e627bbaad4 (このIDを非表示/違反報告)
れもんらぶ(プロフ) - いつも読ませてもらっています。すごく面白いです!私も星空さんのイベントに参加してて、そこで初めてこの作品を見つけたのですが、文章力がすごすぎです!!分けて欲しいくらいです、、更新頑張ってください!!! (2016年7月20日 17時) (レス) id: 543648c430 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - すずさん» こんにちは!ありがとうございます。私は、やる気が出ても結局文才とか気にして諦めてしまうんですけど…そう言ってもらえると嬉しいです!! (2016年6月28日 15時) (レス) id: e627bbaad4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作者ホームページ:http://commu.nosv.org/bbs/32b1b27fac8b85690cc77bb582d58c1  
作成日時:2016年3月11日 18時

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